昨夜、ホテルのテレビで、錦織圭とマレーの試合を見ていて、寝付かれなかった。
錦織は、実力で負けてないのに、メンタリティで負けたよう。
精神的な強さは、努力しても、なかなか養われるものではない。
練習に練習を重ねて、自信をつけて行くことはできるけれど、繊細な神経はどうしようもないところがあると思う。
図太い人、大胆な人は、実力以上のものを発揮できるのだけど、実力を出せないメンタリティの弱い人もいる。
話はそれました。
ホテルの朝食は、無料でついていて、なかなか良いのです。コーヒーも、バンの味も美味しくて、気に入ってます。
キャベツのサラダも。
卵がつくときあると書いてたのですが、今日がその日だった。
私はクロワッサンの焼きたてが好きなので、たっぷりサラダを人参ジュースと食べてから、クロワッサンとコーヒーを楽しみます。
芝居が始まるギリギリまで、ホテルに居られるのも魅力。
ホテル代は、この前みたいに、安いのはなくて、ネットで、最初は11000円くらいだった。
何度かチェックして、9000円くらいになったので、予約。
昼の部は、前から二番めの真ん中の席を買ってました。
一番前よりも、見やすくて、真ん中はすごく良い席です。
三階席買うのやめようかと思うくらい、最高の席でした。
昼は、猿之助が、ふた幕出て居ますし、浮世風呂、という、舞踊があります。
猿之助の目が私を見ているように見えるのは、私の独りよがりなのですが。舞台への目線がちょうど私の席あたりだったのでしょう。
最初の出し物で、猿之助は、悪役の三次。
名月八幡祭り、という題名の、新作もの。
深川八幡宮の永代橋が、崩落した事件と、深川での芸者殺し事件を題材に作ったお芝居。
三次は、芸者、美代吉の紐で、世間で評判の悪い船頭。美代吉から金を巻き上げては遊んでいる。
悪役も、よくやる役所ですが、みたいのは、やはり主役。
笑也が、芸者を好演しています。
田舎ものの、真面目な商人、新助には、松緑。
フランスのマノンレスコーに似て、運命の女に、裏切られ、全てをなくして、気が狂い、殺してしまうという筋書き。
最後は、吉右衛門の弁慶。
御所桜堀川夜討。
弁慶が、生涯一度の恋をして、その相手に、知らず出来ていた娘を、姫の身代わりに殺してしまう。
弁慶が、人目もはばからず、大泣きしたというお芝居。
母親役の、雀右衛門の好演が目立った舞台です。
吉右衛門は、歌舞伎の様式に従って、情愛を表に出さない、型の演技に終始。
歌舞伎役者は、歌舞く、といいますが、大げさではでで、振りの大げさな演技を見せています。
昼食は、向かいのお弁当屋さん。べんまつ。
お赤飯のお弁当を買いました。
以前買った、二重の方が美味しかった。
値段が安いと、内容もお粗末。お赤飯が多かった。
飛行機まで時間があるので、再び人形町に急いだ。
たい焼きと、今半のコロッケ、買いに。