ロイヤルバレー団のプリンシパルを務めている、日本人カップルを取材した、ドキュメンタリーの再放送を見たのは、その前に放映された映画、いそしぎを見ていたので、偶然なことだった。
ロイヤルバレー団の日本人ブランスバルは、吉田さん以来、二十年ぶりだとか。
ローザンヌ国際バレエコンクールで入賞して、ロイヤルバレー団での研修を選んだ、茜さんは、膝をまだ痛めたままだとか。
ロイヤルバレー団の中に、筋トレルームがあって、か細い体だ。40キロのバーベルを胸の鎖骨に当ててスクワットしている。
バーの重さを入れたら60キロ。
吉田さんは、80キロのバーベルを入れて、スクワット。
延100キロになる。
他の団員達も、さまざまな筋トレをやっている。
その隣には、リバビリ室もあって、痛めた人、回復期にある人達が受けている。
くるみ割り人形のプリンシパルに抜擢された二人。
素晴らしいと絶賛されていた。
跳躍がすごい、とか、軽々と余裕で持ち上げる。とか。
筋トレは、怪我を防ぐ。体力をつける、など、効用がすごい。
やれば、筋肉は答えてくれる。
膝を痛めたま、プリンシパルに選ばれるようになった茜さんを、努力の人達だと、指導者は言う。
筋肉が守ってくれることで、動ける身体が作られる。
わたしなどの軽量では、それほど効果ないかも、と思ってしまうのだけど、
無理しても良くないのもわかっている。
だけど、筋トレは、続けなくちゃいけないな、と素晴らしい踊りの影に、どれほどの努力があるのかを見て、勇気が湧いた。