ヒンポン。
宅配は、日比谷花壇からの花束。
そうか。今日は母の日。
アメリカに住む息子からのプレゼント。
毎年、日比谷花壇から、送ってくれる。
お金使わなくて良いのに、と親心が働くけれど、
嬉しい。
昨日、ヘルスクラブで、いつも大声でおしゃべりしている人が他の人と話していた。
お姑さんに、たくさんの贈り物をして、母の日には、立派な花束を添えて、ずいぶん尽くしたわ。
最近は、あんな大げさなことしないわ。
ほんの二、三本目で良いのよ。
私たちの頃は、お姑さんは権限が強かったけど。いまはすっかり変わってますから。
母の日のプレゼントは、特別にしないというひともいる。
一本の赤いカーネーションても、おかあさんにあけたら、きっとすごく喜ばれると思う。
心はものじゃない、というけれど、
ほんの小さな物を、心と一緒に届けたら、ずっとずっと、愛情の表現が豊かになる。
お母さんのいない人が、白いカーネーションなんて、子供の時に悲しいことを教えられた
赤いカーネーションで、何がいけないの?
亡くなったお母さんに感謝して、赤いカーネーションを買ってきて、花瓶に入れてみると、ずっとずっと心が和む。
石川啄木の、この歌が好き。
友がみな我より偉く見えし日ぞ
花を買いきて、妻と親しむ