西宮芸術劇場は、館内全体が、愛と熱気に溢れた。
わたしの席は、な、な、なんと、前から5番目。愛する玉置浩二が目の前にいて、表情一部始終、生と声で歌う、玉置の肉声が、体に響く、場所。
こんなとと、あまりに最高。
母のお葬式の日に、チケットの受け取り日と重なって、夕方、取りに行って。
コロナ前に同じ席をもらってたけど。キャンセルになって、がっかり。
今日のコンサート、母を思いながら聴いてて。心に深く染み渡って。
泣かなかったのに。泣いた。
泣かないで。
悲しみにさようなら。
母を思いながら、玉置の声に、心に痺れていた。
玉置は、素敵で若々しい。
肩幅が広くて、胸幅が分厚くて、身体から声が響く。
マイクなしで何度も歌っていて、その声も、とてもよく聞こえた。
いつも間近でみている特別なファンがいるよう。
芸術せんたーは、四階までぎっしり。
アンコールの拍手がすごかった。
マスク解禁になって、声かけが響いた。
アンコールは、田園とメロディ。
いつも決まっていて、オーケストラコンサートでも、総立ちのまま。
終わってしまう、ずっと終わらないで欲しい。
皆の思いは同じ。
終わって、8時半もすぎて、いつもの夕食の時間はとっくに過ぎて。
家に帰ってからでは、遅すぎる夕食。
高辰に行ったらもう閉まってて、
以前に気になっていたお寿司屋さんに。
やはり、若い人が数人待ってて。
わたしも。
3人席に通してもらった。
カウンターに移動してもらうかも、と言われていたけれと、
店主が、あとでゆっくりしてください、と。
ワインはカップしかないけど、たっぷりあって安いから、これで充分。
熱燗も頼んだ。
うに、いくら、は、一貫の値段で、この店で一番高い。
そんなこと気にしないで、食べたいものを注文した。
焼いたお肉の上にうにが載ってる。
以前のわたしとは違う。
1人で、美味しいものを楽しまなくちや。
何かしてないと、一生懸命楽しみ中。