岸田総理の、所信表明の最後に強調した言葉は、
みんなで行けば、より遠くまで行ける。
みんなで渡れば怖くない、というフレーズが、思わず浮かんだ。
ノーベル賞の真鍋さんは、アメリカ人として生きている人。強調性がないから日本では、住めない、と言われる。
民主主義のない日本では住めない、ということ。
かつて、バルモア学院で、英語を勉強していた時に、
日本人は、グレーの服を着ていると安心する、というフレーズがあった。
皆一緒の色で、グレーは目立たない色。白でも黒でもない、中間色。
独自性を持った人間は、阻害される。
真鍋さんは、人に気を遣わなければならない日本。アメリカでは、人のことを全く気にしないから、やりたいことがやれると言われる。
わたしは、人を見ないので、人もわたしのことを見ていない。とおもうとのだから、服装も気にしない。
大学の教養過程で、体育の授業があった。
電車通学で、運動靴は重いので。携帯の折りたたみの方を履いて、運動していた。
赤い靴を履いてて、それがたちまち、噂になっていたよう。
わたしは、ずっとそのことを知らずにいた。
知らずに村八分になっているということも。
村八分は、至る所で健在の日本。
個人が主体で、人間尊重、人間が持つ、多様性を認め合うことから、民主主義が成り立っていく。