今年は豊作で、質の良い金柑ができているので送ります。
亡くなった友人のご主人からのお電話。
金柑が大好きなわたしのために、友人と待ち合わせして会う時に、金柑漬けだとか、金柑ジャム、もぎたての金柑を持ってきてくれた。
お正月は、寂しいだろうと気を使ってもらって、泊まりがけで招待してもらうと、ご主人が金柑を摘んで、カゴに盛って出してくれた。
残りはもらって帰る。
金柑を取るのが大変なこと、棘で手を怪我してもいでもらっていたことを知ってから、
金柑をいただくのが、申し訳なかった。
大変でしょう。
というと、大きくなって枝を切ったら、
新しいめが出て、トゲが若くて、それほどでもないとのこと。
ホッとすると共に、送ってもらえる日を楽しみにしていた。
昨日届いた。
実が大きくて、見事な金柑。
甘いのはいつものこと。
金柑によって、実が甘いのとそうでないのとかあるそうで、友人の庭にある金柑は、出来の良いものだそう。
庭で野菜を栽培していた頃、
友人が、肥料の方が高くつくなんて、ぼやいてたのが懐かしい。
今年、向かいに借りていた家の、道場を、家の庭に増築して建設中だと言っていたので、庭はほとんどなくなったのではないかしら。
金柑の木は残してもらっているのだとわかった。
わたしも、真似て、若枝の木を植えて、3年になる。
買った時に、二つ三つ、小さな実がついていて、それを取ろうとしたら、棘が刺さった。
不器用だから、金柑の実がたくさん出来るようになったら、1人では取れないだろうと、先のことまた心配していたけれど、その後、一つの実もつかない。
わずかに育ってはいく。
オリーブの木は、10年以上。
わずかに大きくなったが、実はつかない。
愛情が足りないところでは、果実を産まないのかも。
金柑をテーブルの上に置いておくと、いくらでも食べたくなる。
以前はタネを出していた。
ご主人が、
もったいない。タネを食べないと栄養にならない。
と言われて、盲腸にならない?
と反発したら、一笑された。
タネを食べたら盲腸になるのは、全くの迷信。
昔の人は、どういう知恵で、スイカの種を食べたら盲腸になる、と教えてくれたのだろう。
たしかに。タネから、木が育ち実がなるのだから、
1番栄養があるはず。
なき祖父が、歌っている言葉が聞こえる。
みかん、金柑、なんぼした?