青空に白い雲が流れるように

読んでくださるあなたに。小さな幸せを感じてほしい。そして私も、読んでくださることで、一人じゃない幸せを感じていたい。そんな思いで、あらゆる垣根を持たないて、好奇心のおもむくままに、手を走らせていたい。明日への小さな幸せを求めて。

金柑

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毎年、友人の家にある金柑を、金柑が大好きなわたしのために、ご主人が沢山とって、もらっていた。

また、友人金柑を使って、エキスや、シャムも作って、会う時にもつてきてくれていた。

昨年は、金柑の話が出なくて、友人が、ご主人と二人三脚で、癌と闘っていたから、それどころじゃないと思っていた。

先日、ご主人からの電話は、金柑ができたので、ということから始まった。

去年は、金柑が出来なかった。

今年は、甘い金柑か沢山実ったとのこと。

お正月に招ばれると、ご主人が金柑を取って、テーブルの上に金柑が並び、沢山持って帰っていた。

隣の家にも、金柑ができているのを見ながら、羨ましくて、

わたしも、金柑を植えてみた。

小さな枝に金柑の実が4つついている。

黄色くなったので、取ろうとしたら、

トゲがあって、あ。痛。取りにくい。

これは大変な作業だということがわかった。

お墓参り行った時に、金柑をいただいた。

一つ一つ、金柑を撮る作業は、手の怪我を気にさながら。

今まで、そういうことが全くわからずにいた。

大切に食べなくちゃ、申し訳ない。

痛みが伝わってくる。

友人の庭になる金柑は、特別に甘い、

金柑は、木によって、甘いのもあり、そうでないものもあると、以前から聞いていた。

わたしが植えた金柑は、今年は、一つも実をつけていない。

タワワに実るまで、一体何年かかることやら。

庭師が。庭の草を刈ってくれる時に、

残したい木はありますか。

と聞かれた。

その金柑の木は、残してください。

去年、庭師が来た時に、大好きな金木犀の小さな苗も植えたのだけど、切られてしまっていた。

金柑が残っていたので、ホッとした記憶があつた。

周りに何もなかったからか、金柑に小さな実がなっていたからか、その時は、庭師が残すべき木だと判断してくれたよう。