毎日.5000歩歩くようにしている、という友人は、買い物にバスを乗らないで行ったり、日用品を一つ買うために、遠回りしてみたり、いつもは通らない道を探しながら歩いたりしている。
出かけて、デパートの中や、通りの店を見ながら、
目的地まで歩いて、帰ってくると.5000歩は、難なくクリアしているのに、
5000歩をわざわざ歩くと、結構な歩きだ。
わたしは、8000歩は歩きたいと思ってたけど、
6000歩けば、充分とかいう。
8000歩も歩くと、腰のあたりから膝に来て、翌日からは、歩く気力もなくなって、疲れが残る。
5000歩でも、3キロ歩く。
坂道なので、階段を17段上がったカウント。
汗が出る。
夕方、まだ日があるうちに歩き出す。
今日は、郵便局のポストに入れる用事を兼ねて、
出ていつた。
歯抜けになつて、空いている、駐車場に、久しぶり、契約ができて、管理してもらっている会社から、書類が届いた。
捺印して、返信するために。
郵便局は、三時で閉店。
巣篭もりで、不用品をメルカリで売る人が増えて、
郵便局は、順番を待つ行列ができているとテレビで言ってた。
時間の短縮で、三密を作るとか。
時々、散歩している人と行き交うが、ほんの僅か。
公園だけは、子供達が通常通り遊んでいる。
テレビで、毎日、朝から晩まで、コロナのことをやっていて、何人感染して、何人亡くなった、と見ていると、
これは、現実じゃなくて、夢なんじゃないかと思う時がある。
良い夢じゃない。悪夢を見ているような錯覚。
夢から覚めて、当たり前の日常に、現実の世界に戻れるのではないか、と。
世界で、日本で。毎日、沢山の人が亡くなっていくなんて、ありえないと。
だけど、現実。
認めたくない現実の中にいる。
散歩して、家々の花を見て、心が一瞬和むのだけど、
家も庭の花木も、ありふれた、日常の、幸せな風景を映し出しているのに、
何か、持っていたはずの安心感や、わざわざ感じる必要のない、当たり前の日常から、
行き場の見えない、不安の世界に押しやられ、彷徨っていて、夢じゃないかな、夢であって欲しいと思う。