先日、日にちを間違えてた、松竹座の新春歌舞伎。
今日は千秋楽。
千秋楽は、役者さんたちも感慨深く、名残惜しくもあって、盛り上がる。
最初の、愛之助扮する、狐忠信は、丁寧にきっちりと演じていて、身体の柔らかさも驚くほどだけど、
物足りない。
というのも、この役は、猿之助で、何度もみていて、可愛らしさのない、愛之助の真面目さも、
親を慕う、健気さ、一途さも、猿之助の最高の演技に、誰のものも、見劣りがしてしまう。
二つ目は、鴈治郎と扇雀の兄弟で.息のあった、しっとりした、舞踊劇で、御正月らしい華やかさを添えた。
夕霧が亡くなってから、お正月で49日の法要の日に、伊左衛門がやってくる。
夕霧が現れ、二人は仲睦まじく踊る。やがて。夕霧が消えていく。
最後の舞台は、以前に大好評だった舞台のアンコールで、実現したもの。
幸四郎を迎えて、伏見の富くじ、というドタバタ喜劇に近いような、大笑いをとる舞台。
とても楽しい舞台で。観客の笑い声が絶えない。
出演者も楽しみながらやってるのがわかる。
歌舞伎役者が、ダンス踊って、お笑いの掛け合いも上手。
幸四郎は、大阪が好きだと言ってたけど。難波言葉もうまくて、自然。
久しぶりに食べた、はり重の、ビフカツがおいしかつた。