京都、顔見世の千秋楽に行きました。
阪急電車の京都線が、人身事故の為、電車が遅れて、ロームシアターに着いたのは30分近く遅れて。
阪急電車は、人身事故が多い。
踏切が多いから、飛び込自殺する人がほとんど。
千秋楽の顔見世でも、空席が目立った。
景気が良くなっているという実感がない。
以前は、。顔見世のチケットは、買えなかった。
京都の置屋が抑えていて、ツテを通じて買ったり。
2ヶ月公演になり、一般の人も買えるようになった。
ロームシアターがよほど人気がないのかもしれないが、今年は半月の公演で、席が空いている。
無料券まで出ている。
芝翫親子の襲名公演が、気の毒。
三田寛子も、芝翫のお母さんも、挨拶に出ておられた。
顔見世恒例の、お祝儀の松飾りは、いつもより多かった。
祇園や、先斗町、京都の夜の営業店や、芸子さん、マダムからのものが目立つ。
渡海屋で、芝翫は、知盛を熱演。
秀太郎が、義経役で、よちよち老人歩きで、お芝居をげんなりさせたのが難点。
最後の出し物は、仁左衛門と孝太郎が、二人椀久。
仁左衛門が最初に出て、うっとりするような魅力的な踊りで、色っぽい。
その後、寝入ると、夢の中に、太夫が出てきて、二人で恋の逢瀬を踊る。
玉三郎との美しいコンビが滅焼き付いているので、落差が激しい。
よく見える席も困ったもの。
孝太郎も、踊りは悪くないのだけど、ビジブルも大切だから。
特にこういう舞台は。
出し物のミスキャストも手伝って、人気に影を落としたのではないかと思われる。
会場も歌舞伎には向かないけれど。
仁左衛門の奥さんは、いつもべったり付いて、毎日挨拶に立たれる。
黒髪が多くて結い上げた髪が美しい。
京都の水で育った、置屋の娘さん。芸妓さんのように、垢抜けして、色が白い。
着物の着こなしも板についている。
顔が大きくて、孝太郎によく似ている。
女型は、化粧で見違えるほど変わるけれど、孝太郎は素顔の方が良いのが残念。
祇園で降りて、いず重に寄って、お寿司を買った。
巻きといなり。
甘めで美味しい。
ゆずの香りも奥がある。
流石に疲れが溜まって、コナミはお休み。