明日が千秋楽の松竹座。
芸妓さんや舞妓さんの姿も目立つた。
夜の部の公演に、友人を誘って。
期待してなかった、最初の出し物がとても良かった。
東京から迎えた、時蔵が、葛野葉を演じて、見事な舞を披露。
引き込まれるお芝居と踊り。
芝居小屋前は、出演者総出演で、挨拶。
関西の歌舞伎が低迷していた頃、7年間、大阪で歌舞伎が、上演されなかった。
一階席は半分。二階は、ほんの二十人という客で、歌舞伎が舞台に立たなかった。
なんとか、歌舞伎を育てなければと、立ち上がった、成駒屋さんと松島屋さん。
歌舞伎を育てる会から、今は歌舞伎を愛する会に発展しているが、
願いは、毎月、関西で歌舞伎が上演出来るようになること。
今回の舞台も、満席とは行かない。
東京の歌舞伎座でも、最近は、観客の動員数に苦労しているという。
夜の部は、東京から迎えた、芝翫さんと菊之助、上州首100両で、息のあった、迫力ある演技を見せて、幕が降りた。
男の友情を描いた、関東物の作品。
仁左衛門さんは、昼の部で、渡海屋、平家の知盛を演じている。
観たかったけれど、明日は千秋楽。
満席だろう。
法善寺横丁にある、お善哉の店に行った。
夫婦善哉の、歴代の写真が貼ってある。
夫婦なので、一人前を二つの容器に分けている。
甘くて美味しい。
帰りにも、アップルパイ。
甘い夜だった。
たまにだから。
夜は抜かなくちゃ、サラダくらいに。