玉置の故郷でのコンサートは、舞台に出てきた瞬間から、違った。
リラックスした嬉しそうな玉置の笑顔。
気分がハイになって、テンションが最初から上がつてて。
玉置を迎える、会場の雰囲気も、全く違ってて、
玉置の愛が会場の人たちの愛で呼応して、最初から、鳥肌。
玉置の声も、歌い方も、最高のボリウムで、全速力で駆け抜けるように、時間の観念がすごく、短く感じられた。
アンコールの頃、玉置の声は、使いすぎて限界を超えていたが、フェスティバルホールとは、大違い。
田中さんのドラマを、移動させて、玉置は足で、叩きながら、いくつかの、わたしも大好きな、愛溢れた歌を、アカペラで歌った。
故郷、という言葉を玉置は何度か使って。
故郷の歌を作り続け、故郷から、思いは離れず、歌って来た玉置。
お母さんとお父さん、おじいちゃんが、玉置の心の中にいて、その思い溢れるコンサート。
旭川に来なければ、この感動は味わえない。
わたしも旭川に。ほんの少しいるだけだけど、旭川の人になつた気分にさせてもらった。
本当。全然違う。最高に違う。
そして、最高の幸せ。
終わってから、あまりお腹空いてないけど。何か、食べなきゃ。
途中に。貸切、と書いた店。
玉置かもしれない。
ホテル近くの、バルに入って。野菜中心のオーダー。ワインを二杯。
夜、寝るとまた、咳き込みそう。