仁左衛門さんが、体調不良で、休演され、数日の休養で、舞台に復帰された。
玉三郎との共演は、とても良い批評で、みたいなあと思ってた矢先に、母が亡くなって。
お葬式が終わって、家にいると落ち込むので、何かやることを作っている。
東京行きを決めたのも、その一環。
最終日の今日、舞台のチケットを買った。
席は全然良い席じゃない。
人気の出し物なので、安い席は、満席。
一等席も、2階しか空いてなかった。
仁左衛門さんは、大病されて、復帰は難しいと思われていた。
片岡孝夫から、仁左衛門の襲名は、できないだろうと。
病を乗り越えて、しばらくは声も弱々しく、元に戻らないのでは、と心配したけれど、
時と共に。さ、体力を回復して、持ち前の声も取り戻して、芸への執念も精進で、一期一会の芸に取り組んでこられた。
コロナに感染後、帯状疱疹で、休まれていたが、その後復活。
今回の舞台を見ておかないと、という気持ちに駆られた。
歌舞伎界を背負って立つ役者が、次々に、この世を去っている。
高齢化と癌。
見られる時に、素晴らしい、肉体芸を見ておかなければ。