青空に白い雲が流れるように

読んでくださるあなたに。小さな幸せを感じてほしい。そして私も、読んでくださることで、一人じゃない幸せを感じていたい。そんな思いで、あらゆる垣根を持たないて、好奇心のおもむくままに、手を走らせていたい。明日への小さな幸せを求めて。

吉田屋、

 

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お正月から、松竹歌舞伎映画は、吉田屋、を上映中。

友人を誘って、神戸松竹に。

この映画館の、歌舞伎上映の部屋は、リクライニングシートのような席で、深く座り込んで観るように作られていて、わたしはかえって疲れるのだけど。

吉田屋は、上方歌舞伎の十八番で、仁左衛門の父、13世仁左衛門の当たり役だった。

孝夫さんだった頃、玉三郎と組んで初舞台を踏んで以来、何度も上演されていて、仁左衛門を襲名して、最高の役者になった今も、父親に追いつかない、と語っているけれど、

最高の伊左衛門だった。軽やかな足の運び、とこをとっても、美しく、色香が漂い、しかも。品位のある演技は、誰にも真似のできないもの。

感慨深いのは、兄の我當さんが、まだ、きちんと舞台に立って、世話物の声色で、渋い演技ができた舞台に加えて、秀太郎さんと、兄弟3人が、歌舞伎座の建て替え前のお正月公演の舞台にで、共演できたこと。

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玉三郎の美しさは。いうまでもなく、2人並んだところは、当代きつての、美しさ。惚れ惚れというのは、この2人に相応しい。

玉三郎の衣装が、日本の伝統工芸の、贅を尽くした、美の極地を表すもので、いずれは、美術館に納められる、貴重なものだと思われて、玉三郎は、末代までも、存在し続けなければならない美を求めてやまないのだということが、手に取るようにわかった。

映画を観てから、近くの、西村屋茶屋に。

蟹チラシに決めた。

蟹がたくさん入った、蟹重にするつもりだった。

値段が、上がっている。

便乗値上げは、どこでも感じる。

浜野院の、味噌だけも、値段が上がってて、買う気にならなかった。

西村屋の、一番安い、蟹チラシも、200円以前よりも値段をあげてた。

 

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安い店は、あげられないようで、薄利多売。

西村屋や、浜野院のように、高級な店は、お客層が良いから、値上げしても、気にする客は少ない。

 

庶民のわたし達は、蟹重から、蟹チラシに、落として、辻褄を合わせる。

チラシの量が少なかったので、食後、ドトールに行って、ケーキとコーヒー。

 

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この楽しみは譲れない。

スタバやドトールは、いつも混んでる。

ほとんどが若い人達。

ちなみに、西村屋は、高齢者が多い。

心の余裕がないのは、高齢者の方かもしれない。