竹橋の、国立近代美術館で、横山大観の展覧会が開催されている。
前回、熊谷守一展に来た時に知って、是非来たいと思ってた。
この展覧会が見たくて、帰りの飛行機が4時以降になりたかつたので、ANAの旅作チケットを買った。
浅草から、銀座線と東西線に乗り換えた。
東京の地下鉄駅は、よく歩かせてくれる。
階段を降りたら、登ったり、結構運動になる。
バリでもそうだけど、バスを使うと足腰の負担は少ない。
東京には、バスが右往左往にはしつているよう。
にニューヨークは、通りが交互に走っているので、わかりやすい。
でも、時間が正確じゃなく、混んでいる時はなかなか来なくて、一度に何台も来たりする。
寒い冬は、待つのが辛い。
美術館は、チケット売り場が混むので、ビアや、ネットでもチケットが買えるようになっている。
竹橋の地下鉄駅を降りたところでも、チケットを売っていた。
クレジット払いができないので、売り場に行くと、誰もが並んでない。
この間もそうだった。
会場は、三箇所に分かれていると言われた。
それなら、時間を振り分けなくちゃ、と思いながら、獅童さんの解説だというガイドを借りた。
NHKで、見ていたので、横山大観については、前知識はあったので、解説はいらないかなと思ったのだけど。
横山大観は、藩士の息子だから、古い日本人的なところもありながら、革命的で、自由な最新の持ち主でもあった。
豪快な人柄と、繊細な優しさを併せ持つ人で、作品も、大胆な構図と、きめ細やかで繊細な筆使いの優しい作品とがあって、作品を作り上げる生命力と情熱の持続的なすこさは比類がない。なかでも。感銘を受けたのは、水墨で描いた、生々流転、
http://search.artmuseums.go.jp/records.php?sakuhin=2807
40メートルにも及ぶ巻き絵で、会場の端から、ゆっくりと見て行くと、光に反映してキラキラ輝く、水面や、夏の柳、秋雨、靄に包まれた山、小さな動物や、鳥が可愛らしく描かれ、夜の明かりに、窓辺に映る人影、川を下る舟人のおおらかな表情、そして、秋の山の様子、雨が降りしきる、山々、岩、細やかに描かれ、匂うような自然の風景と、嵐の中で立ち上がる竜。
素晴らしい。
炭の濃淡と、タッチを極限にまで駆使して描かれた、生々流転は、深い感動を呼ぶ作品。
大観は沢山の富士を描いている。
中でも、霊峰飛鶴、という昭和28年に描いた富士山は、神々しい美しさで、観音の慈悲深い優しさに満ちている。
実際に、絵画の前に立たなければ、その魅力はわからない。
京都にも、来るそう。