河野太郎の呼びかけは、
できないと思っていることに、手を伸ばしてやってみよう。
やってみたら、できるということ。
というフレーズがポジティブに聞こえるが、どれほど国民に届くのか、
甚だ疑問に思う。
ポジティブ思考に変換させるには、傷んだ心を修復させられる、政治
の基盤が必要だ。
政治は、踏み出せない人、社会からこぼれている人達に、
優しい、温もりを与えること、命の水を降り注ぐことが命題になる。
人々が動き出せるように、未来に向かって、一歩踏み出せるように、
政治がすべきことをやる。
起業する人への応援。
研究者への支援。
国民の最低生活保障の充実。
勉強したい人への、無償の奨学金。
いじめや差別があるのは、心が病んでいるから。
種まきをして、育てたものは、やがて、豊かに実る。
政治の政策も同じ。
今、日本は荒れて、痛みきっている。
鳥は飛ぼうにも、羽が折れている。
いそしぎ、という映画が、私はとても好きなのだけど、
金権主義に毒されていた神父が、自然に生きる女性によって、
原点に戻っていく、というストーリー。
政治の原点に立ち変えることから、ルネッサンス
することで、飛躍できるのだと思う。