青空に白い雲が流れるように

読んでくださるあなたに。小さな幸せを感じてほしい。そして私も、読んでくださることで、一人じゃない幸せを感じていたい。そんな思いで、あらゆる垣根を持たないて、好奇心のおもむくままに、手を走らせていたい。明日への小さな幸せを求めて。

父の命日

f:id:happyengel:20210131160525j:image

 

 

f:id:happyengel:20210131160853j:image

昨日は、父の命日だった。

コロナで、お寺のお坊さんは、怖かって、来られない。

お坊さんが来られないとなると、妹も、お供えを送ることにした。

わたしは、命日の前日に、母の見舞いを兼ねて、

お供えを持って、お参りさせてもらった。

そのところ、客がなくて寂しいのが、愛犬が、大きな声で吠えて、甘えて、話もできないくらい。

父の命日は、月の終わりで、最も寒い時期なので、

母が亡くなるのではないかと、心配になるので、

万が一、死に目に会えないと、と必ず、逢いに行く。

母は、元気そうで、ほっとした。

お供えに、父の好物、きんつばと、チョコレートを持って行った。

同じものじゃない?

と言われて、見ると、リーフのチョコレートを、妹からのお供えで送ってきている。

リーフのチョコレートは、

友人の個展に伺った時に。誰かが持ってこられてて、お茶と一緒に頂いたことがあった。

小さなチョコレートが、リーフの形で、いくつか入っている。

食べすぎなくて良いなあ、かわいい。

御影のシーアで、同じチョコレートがあるのを見たので、きんつばと一緒に。

父はチョコレートは、食べているのをあまり見たことがない。

わたしは子供の頃から、大のチョコレート好き。

だから、虫歯ができるのよ、と甘いものが苦手な人から笑われるくらい。

子供の頃、鼻血がよく出た。

鼻血が出ると、脱紙面にお酢をはたして、鼻に入れると、すぐに止まった。

大人になつてから、鼻血が出ることは無くなって、すっかり忘れていたことをいま思い出したくらい。

父の好きなものは、柿とスイカ、桃、バナナ。お前菜や大福、御座候、甘いもので、日本古来のもの。

ステーキは、甘辛く味付けして、すき焼きは、砂糖たっぷり。

肉が好き。

鳥や豚肉はダメ。

芋、タコ、南京、筍、椎茸、焼きぶり、天ぷら、玉ねぎの天ぷら、など。

父の好物は、といえば、いくつも浮かぶ。

 

食べるシーンが、ドラマの中に昔はよく出てきたものだった。

食べることに、命をかけるほど、こたわるひともいる。

最後に食べたいものは?と言う番組もあった。

美味しい店の紹介で、視聴率を持たせている番組もある。

命日を問わず、仏壇の前に、故人へのお供えが、絶えず置かれている。

人生はフルーティ、に出てきた、素敵な老夫婦。

先だったご主人のために。毎日、生前と同じように食事を作って、供えていた。

食べるために生きている人もいる。

人間の三大欲望と言われる、睡眠と食事と性欲。

食事に対する欲望は、生きていく、中心にあるように思う。