六甲ケーブル下、というバス停から、坂道を下ると、右手に人車の森がある。
その側のアパートのガレージに、松野マリ展と看板がかかつていて、ガレージの中も、展覧会の一部になつている。
私設ギャラリーでのギャラリー開き。
陶器に絵付けした小物がたくさん出ている。
奥のギャラリーには、大小の作品が、天井の低い、窓のない空間に、上手く展示されている。
照明が効果的に使われていた。
周りには、新興住宅も多く、マンションが乱立している。
坂道のきつい、便利が良いとは言えない場所なのに、随分沢山の人が住んでいる密集地帯。
神戸大学を控えて、学生用のワンルームマンションも多くなった。
マリさんの個展会場はいつも賑やかに人で溢れている。
私設サロンが誕生したような、そんな雰囲気。
駅近の、誰でも入れる場所でも、アートギャラリーは、なんとなく敷居が高い人が多い。
ほとんどが、マリさんの友人、知人、お母さんのお友達からの長いおつきあいあいのひと達など。
付き合いの広さ、多さに、ただただいつも感心する。
お抹茶を点てて、コーヒーを作り、来られる人のもてなしで、わたしだったら、10人か、十五人で、ギブアップするに違いない。
松野真理私設ギャラリー
4月15日まで、11時から17時まで。
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