キャンディ湖に面した、白亜のホテル、クイーンズホテル。
ここに泊まりたい、と思ったホテル。
友人が信頼しているという、旅行社が、予約してくれていたのがこのホテルだった。
私が予約したわけではないので、ただロビーで待っているだけで良いのだが、
友人はスモーカーなので、禁煙室を指定していないだろうと思い、
受付に、禁煙室をお願いします、と付け加えた。
受付は、そう言われて、部屋を探している様子で、しばらく時間がかかっていた。
ドライバーと先にランチを済ませて、ホテルの鍵をもらい、部屋に入ると、まあ、良いんじゃないの、と思っていた。
シャワーだけだけど、海外では、バスタブは使わないことにしているからなくても良い。
バスタブで、病気を移された、という記事を 見てから、熱湯がでない場合、絶対に使わない。
熱湯煮沸して、一旦バスタブにお湯を入れ、それを抜いてから、新しいお湯を入れる。
面倒くさいので、シャワーばかり。
キャンディダンスが終わって、湖のほとりを歩いてホテルに戻った。
変換プラグを忘れて来たので、受付に行き、頼むと、部屋に持ってくるという。
私の部屋は、入り組んで、受付から遠く、迷路の奥にあるような部屋。
部屋の照明は暗い。
いくら待っても来ないので、電話で催促しようと思ったら、電話が通じない。壊れているのか。
仕方なく、また受付に。
入れ替わりのようで 部屋に行ったという。やがて、。変換プラグを持って受付に来たので、それをもらい、
今度は、テレフォンが使えないことお伝えた。
アイフォーンの充電はできるようになった。プラグは一つしかないので、お湯を沸かすのと入れ替えて使う。
やれやれ、これでよし、とひとまず安心。
お腹は、お昼食べたのが遅かったので、空いてないけど、少し入れておかないと。
ホテルを出ると、あたりが暗くなっていて、閉まっているところも。
友人から聞いた、ナチュラルカフェも終わっていた。
ネットで評判の良い、カフェアルマ、が空いていて、中にも人がいる。
入ったものの、メニューを見てどれも、欲しく無いくらい、お腹が空いていない。
前菜、スープ、のところに、トムヤンクン、がある。
これなら食べたい。大好きだもの。それに、スリランカはスパイスの国。
お腹が空いてないので、と断って、トムヤンクンと水を注文。
横の調理室がオープンガラスになっていて、調理している料理人がいる。
しばらくして、小さなパンが三つとバターが運ばれて来た。
パンを一個手にとって、バターをつけて食べてみると、グッド。
柔らかくて美味しい。
トムヤンクンが来た。
トムヤンクンは、四角い入れ物に入って、カレーソースのような色をしている。
食べてみると、超ホット。スパイシーが効いて、味は、トムヤンクン。
美味しい。今まで食べた中で一番美味しいかも。
中に小さなエビと超細いヌードルのような、多分魚のヌードル。
キャンディで、こんなに美味しいものに出会えるとは。
パンも美味しいので、二つ食べて。
トムヤンクンは量があったけど、全部食べた。水が150を加えて、。支払ったのは680くらい。
私が食べているのを 見ていたシェフと目があった。彼は笑いかけて、美味しいか、という表情。
トムヤンクンを頼む客はそういないのだろう。
トムヤンクンとリクエストしたら、ボーイが、聞きにいったくらいだもの。
シェフが自慢の腕で作ったトムヤンクンだったに違いない。
奥から出てくるひと、また入っていく人がいるので、不思議に思ってたら、そこはホテルだった。
良いホテルのよう。
綺麗で新しいホテル。
お腹がいっぱいになって、クイーンズホテルに戻った。
シャワーを浴びると、これがひどいもの。
わずかな水量で、熱湯かお水にしか調節できない。
熱い湯を調節して良いかなと思うとすぐに水に変わる。待つ調節し直すと、火傷しそうな熱さ。
水はわずかなシャワー。
なんだ、この部屋は。
窓の外は、どこかの家なのか、迫っていて、窓を開けられない。
湖に面して、バルコニーに出ている人の部屋とは天国と地獄くらいの差がある。
そして。
隣の物音が割れんばかりに聞こえる。何かを動かしているのか。
廊下の音も響く。
翌朝、向かいの部屋が見えた。
広くて、調度も良くて、違うじゃないの。
朝食ついて、旅行社は、95ドルと言った。
ブッキングコムで、見て見たら、もっと良い二人部屋で、9800ルビー。30パーセントの税金入れても13000ルピーはしない。
日本円で、9000円くらいだろう。95ドルの方が高いわけで。
朝食に行くと、不味くて、食べられるものは、果物と美味しくないパンくらい。
バイキングで、卵も焼いてくれるという、一応一流ホテルの体をなしているが、素材が悪い。
昨夜、このホテルのレストランを使わなくて良かった。