青空に白い雲が流れるように

読んでくださるあなたに。小さな幸せを感じてほしい。そして私も、読んでくださることで、一人じゃない幸せを感じていたい。そんな思いで、あらゆる垣根を持たないて、好奇心のおもむくままに、手を走らせていたい。明日への小さな幸せを求めて。

お供え

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隣接した、分譲地にいる友人のお宅に、何度も通っている。

車だから、大変じゃないけど、歩くと心臓破りものの坂道をアップダウン。

2年くらい前にご主人が亡くなって、ご主人の姪御さんが一緒に暮らしている。

お盆だから、お供えを買って持って行ったら、留守だった。

以後、行っても留守。

お盆は過ぎてしまっている。

今朝も行ってみたら、やはりお留守。

三年になるかも。

旅行しておられるのかもしれない。

 

車の中から、歩いている人が見える。

バス停を降りて、買い物を両手に持ち、ゆっくり歩いている女性は高齢者のように見える。

分譲地ができたのは、私が住んでいる所よりも以前で、山を切り開いてできた、奥地。

山崩れがあると、真っ先に影響を受けそうな、切りだった山がそびえている。

うちもそうだけど、この辺はもっとシビアで、売れないだろうなと思う。

 

山だった所をどんどん切り崩して、分譲地ができた。

今、山に戻りつつある分譲地もあるとか。

 

見晴らしが良くて、環境は抜群だった。

車がなければ生活できなかった。

やがて、バスが走るようになって、南に開けた場所を分譲した。

その頃、良い場所を買うために、あの手この手で大変だった。

取り残されたように、ひっそりと、緑だけは濃い奥地の分譲地は、

敷地は広めに取っているおで、別荘地のような雰囲気が漂う。

人だけが老いて行く。