日曜日でも空いている美術館をターゲットに、朝から動いた。
まず、12番線の、トリニテ駅から、モローの館でもある、モロー美術館に。
ここはいつ来ても空いていて、雰囲気が素敵。
4階まであって、びっしりとモローの絵画が展示されている。
この美術館もリニューアルされ、美術館らしくなって、寂しい気もする。
館内に勤める人も多くなった。
買い物はしないと決めているのだけど、布サックを買った。
石坂浩二が、モロー美術館が好きで、パリに来るたびに、訪れるらしい。
私も、パリに来ると、ここに着たくなる。
一角獣と美女の絵画は、中世回帰を代表するもの。
ハムレットなどの、芝居をテーマにした絵も興味深い。
一番有名なのは、ヨハネを抱くサロメ。その美しさと輝きはすごい。
モローを出て、シャルルエトワールに出た。
凱旋門を、初めて登る。
階段が多くて、途中止まろうかと。心臓がイカれそう。
なぜ?登る気になったか、というと、
息子のお嫁さんが、アメリから来た人たちと、登ってきた、と聞いたから。
地下鉄駅から、凱旋門下までも歩いて、それから.
登り出したら、引き消せない。細い螺旋を登り切るまで。
上がって所に、店があって、そこでへたり込んでいる人達。
高齢の人が私に顔見て、笑っている。
しんどいよね、という感じで。
それからさらに上がって、放射状にーパリの道路が走っている。
パリ全体が見渡せる。必見だ。
下がる時、膝を気にして、ゆっくり降りた。