友人に、セカンドオピニオンを勧めた。
医者を信頼して、セカンドオピニオンを聞かない人は、多いのじゃないかな。
大阪府の赤十字にかかっていた、友人もその一人だった。
大阪の赤十字は、トップから、チームを組んで見てくれているので、信頼しているし、先生に悪い、と言って。
確かに良くしてもらったのだと思うけれど、
癌に対するアプローチは、その病院によって、違うと思う。
スリランカに在住している友人の場合、
日本でセカンドオピニオンを受けるために、帰ってきた。
日本で見てもらった医者は、肝臓の専門家。
偶然だけど、アメリカに在住の人も、同じ病院で検査してもらったとのことだった。
その医者は、薬を使わず、自分で治ると信じることが大切だと。
わたしは、医者を信頼して、安心して治療に専念できるためにも。セカンドオピニオン、サードオピニオンは、当然の選択だと思っている。
ある人は、呪術不可能と言われて、セカンドオピニオンに頼って、手術してもらって、奇跡的に命拾いをしたとお聞きした。
奇跡的じゃない。
能力のある医者に巡り合えたから。
友人の場合も、他の選択肢がなかったか?
といまだに思う。
やることやって、納得いくように、しないと、後で後悔しても始まらない。
信頼できる医者なら、快く、セカンドオピニオンに協力してくれるはずだけど、
大病院になると、信用問題とか、プライドとかを利用に、渋る医者もいるかもしれない。
誠実な医者なら、自分の立場を顧みないで、患者のために尽くしてくれるはず。
母の場合も、病院では手術できないという判定だつた。
係の医者が、
わたしの母なら、手術します、と言ってくれた。
肝臓の名医か、住友病院にあることをネットで見つけた。
手術ですね、と言われたときは母と二人で小躍りして。嬉しくて泣いた。
のちに肺炎だと診断されて、わたしは母の状態から、リウマチではないかと、資料をコピーして、担当の部長に再検査のお願いをした。
普通なら、自分の診断が誤りであることを認めることになるので、取り上げてもらえなかつたことを、誠実な医者だったので、応じてくれて、リウマチ性のものであることが判明。
メキメキと良くなった。
あのままだったら、亡くなっていた。
わたしは諦めが悪い人間かもしれない。
簡単に信用できないかもしれない。
だけど、後悔はしたくない。