青空に白い雲が流れるように

読んでくださるあなたに。小さな幸せを感じてほしい。そして私も、読んでくださることで、一人じゃない幸せを感じていたい。そんな思いで、あらゆる垣根を持たないて、好奇心のおもむくままに、手を走らせていたい。明日への小さな幸せを求めて。

グランリゾート有馬

 

f:id:happyengel:20180216013404j:image

長い間、足を運ばなかった、有馬のグランリゾートに行った。

大倉が主催している、リゾートホテルの中で、近くにあるので、母がまだ元気だった頃、よく行った。

お風呂が大好きなお母さん。

今は、有料の老人ホームで、週に二度、カラスの行水程度のお風呂に入れてもらっている。

母が行けなくなって、わたしは一人では行く気になれなかった。

西宮芸術劇場で、関学グリークラブの演奏会があって、その後、有馬に泊まりたいという友人から肩を押されて、久しぶりに、予約した。

友人は、プリンセス有馬に宿泊したことがあったので、それを思い出したらしい。

予約すると、プリンセス有馬は満室で、キャンセルがあれば変えて欲しいと頼んでいたが、

やはり空きはなかった。

 

f:id:happyengel:20180216002656j:image

ベッドが良いだろうと、和洋室を取ってもらっていた。

グリークラブの演奏会が終わるのが6時になる。

それではホテルの夕食に間に合わないので、途中で出て、車で有馬に。

長く温泉に入ってないと、温泉の効能が実感される。

温泉に浸かると、皮膚を通して、染み込んで来る感じ。

普通のお湯と全く違う。

貼り薬が、痛みを抑えてくれる効果や、傷を治すように、温泉の効能は効果があるのだと実感出来るような気がした。

 

 

 

f:id:happyengel:20180216002746j:image

f:id:happyengel:20180216002747j:image

f:id:happyengel:20180216002751j:image

 

随分昔のことになるが、有馬に太閤の湯という名前じゃなかった頃、有馬ヘルスセンター、という名前だった頃、毎日通って来るという人が、この温泉に入らないと身体がもたないのだと言っていた。

ホテルで働く中居さんは、有馬の湯に入っているので、風邪は引かないし、病気にもならない、と言っていた。

その意味が、久しぶりに浸かる温泉から、わかるような気がした。

母は、時々、一人で、バスに乗って、有馬ヘルスセンターだった頃、通っていた。

有馬までの、バスの回数けんの未使用が残っている。

 

でも、まだ元気だった。

あれから、何年経っただろうか。

 

f:id:happyengel:20180216004546j:image

f:id:happyengel:20180216003037j:image

 

 

 

私が旅に出るたびに、梅田のバス停まで、送ってくれた母。

その姿が、今も鮮やかに私の眼に映る。