古いステレオレコーダーを母のところに持ってきた。
結構重くて、施設の男の子は、重くて持てない。
細くて華奢な子だけど。
腹筋に力を入れて持たないと、腰をやられる。
シャープのステレオカセットが壊れたので、
母のマンションにあったものを、わたしの家に持ってきていた。
母は、駅前のマンションを買って、そこに住むようになってから、空き部屋になっていた。
ステレオは、重くて持ち運べないので、放置していたもの。
良い音がするんだけど、と言いながら、音の悪い、安物の、CDカセットを買って聞いていた。
物置小屋になっているマンションには、新しい電気製品が、時代遅れになって残っている。
有馬に、温泉付きの保養マンションができて、父は生活の備品を買った。
時々利用する程度だったが、他の人たちは、住んでいる人もいた。
その建物が倒産して、ヤクザが入ってきたとかで、
まだ、住んでいなかった人達には、返金されることになった。
赤湯が、豊富に出て、とても喜んでいたのに、残念がっていたけれど、ゴタゴタで、その後、閑散としていた場所が、どうも、新しいホテルに変わっているよう。
父が亡くなって、25年くらい経つ。
それよりも何年か前の話だから、このステレオカセットは、30年以上は前のもの。
スピーカーが大きくて、音が良い。
持ち運べない、と思ってたのに、筋トレのおかげで、筋力がついた。
重さの感じ方は、物によってずいぶん違う。
水を2リットル持つ方が。ダンベル2キロよりも重い。
ダンベルの7キロを二つ持っても、そうお役感じないのに。14キロのキャリーだったら、重い。
疲れるまでやらない、と決めてので、今日は、午前中に、30分のボデイパンプに入って、20ぷんの簡ロコモコアに出て、後は休む。
ヨガも自立整体も休む。
母のところで、ステレオをかけながら、そばにいると、電話が鳴った。
長年会ってなかった、懐かしい人から。
子供が小さかった頃、毎日のように遊びに、行ってた。
優しくて、気さくで、気兼ねなく、付き合えた。
友人を介して、友達になった人。
沢山の病気を抱えて、試練の多い人生を送ってきた人。
会いたいと思いつつ、長い年月が経って。
いつまでも話していたい時間が流れ、
ご主人の抗がん剤が終わる頃、暖かななる頃にああ約束をした。
すっかり変わって、浦島太郎よ、というと、浦島太郎と、浦島次郎、やね。
春 さくらが咲く頃、会えるかな。