プラハ国立歌劇場の来日公演、フィガロの結婚を、正月早々、聴きに行きました。
夏に売り出されたチケットの、C席を買っていました。
チケットの売れ行きが思わしくないのか、
グルーポンで、S席が、半額で買えたのは、ショックでしたが、
わたしの席は、三階の2番目で、よく見えて、悪くなかった。
ちなみに、C席は、11000円です。
S席が18000円の半額ですから、わたしのチケットよりも安いわけです。
フィガロの結婚は、昨年の芸術センターで、夏のオペラで、ブレの講演を聞いたり、本番は、伯爵夫人が、黒人の歌手で、とても上手だったのが、印象的。
佐渡さんのダイナミックな演奏も踏まえて、なかなかの出来。
なので、プラハ国立歌劇場は、期待したのですが、
まあまあ。
90分と、間に20分のインターバルを挟んで、60分。
長いので、見応えあります。お正月で、
着飾った人が多かった。
いつもよりも、シャンパンや、ワインを片手にする人が多かった。
いかにも高そうな服とバッグを持った、二人の老女が、わたしの前で、トイレを待ちながら、不満そう。
フィガロは上手だけどね、なんて。
わたしの隣の席は、白髪だけど、まだそれほどの年ではなさそうな、いかにもオペラ好きといった紳士。
歌が終わったら、拍手しない。膜が降りると期に拍手される。
それも良いと思う。静かで、歌の名残を楽しんでいるよう。
モーツアルトの作曲は、軽やかで、華やかさがあり、お正月の出し物にはぴったり。
皆がハッピーに収まる。
モーツアルトのオペラの特徴は、合唱や、ハーモニーを重んじた、重唱が、美しいこと。
出演者が、共に、各々の思いをうたいあけながら、ハーモニーを作り出す。
その魅力に惹かれる。
終わって、鏡開きが行われた。
フィガロ役のミロシュ、ボラークが遠くから見えたので、カメラに。
振る舞い酒が配られた。
今年初めての日本酒。
美味しくて、もう一つもらった。