青空に白い雲が流れるように

読んでくださるあなたに。小さな幸せを感じてほしい。そして私も、読んでくださることで、一人じゃない幸せを感じていたい。そんな思いで、あらゆる垣根を持たないて、好奇心のおもむくままに、手を走らせていたい。明日への小さな幸せを求めて。

ジンディンロー

 

 

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東京の本社から電話をもらった。

我が家に来られるという。

出かけるついでがあるので、三宮のお店に伺います。

午前中に、友人の個展を見に行く予定だったので、グッドタイミング。

治療費を負担してもらえるとのことで、領収書を持ってきて欲しいと言われた。

片道のタクシーしか領収書がない、というと、それでわかるのでいいです。

午後の一時に、店の前に行くことになった。

早めに着くと、店の外にある、待ち席は、端までいっぱいの人。

人気の 店。

一時になって、東京からきた人と、店の店長が出てきた。

通されたのは、接客用か、会議に使われるような奥にある部屋だった。

 15分もかからなかった。

病院の支払いは、安いので、薬代は別でしょう、と言われた。

これで全部です。

飲み物を注文されてますね?このお金は、どうしましょう、と言われる。

ワンドリンク注文するという条件になっていたことはすっかり忘れていて 

瓶ビールを頼んだことだけ覚えてて 

折半で払いました、と答えた。帰ってから、追加に、1000円づつ払ったのは、生ビール代が入っていたからだと。ルクサで、半額チケットを買っていたので、店では追加のわずかな支払いだった。

食事をした人の共通点は、下痢とお腹がひどく痛むことで、熱はなかった。

原因を調べて、徹底的に衛生管理をやり直して、三日間の休業後に店を再開したとのこと。

土壌にいる菌が原因ではないかとのこと。

  レストランの客は、誰も知らないだろう。

帰りに、お土産をもらった。

 丁寧な対応で、恐縮したけど、断るほどでもなく、心遣いに感謝していただいた。

家に帰って、あけたら、マドレーヌ。

皆さん 私と同じ対応だろう。

ああいう症状はごめんだけど、以前に牡蠣にあたったときも、下痢と腹痛と熱に苦しんだ時も、

一人で泣き寝入りだった。

今回も私からアクセスしたわけではなく、店から電話がなかったら、知らないままだった。

誠意のある、信用を大事にする 店だなあと思う。

 

松野マリ展、北野坂ギャラリーにて

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今日から、日曜日まで、毎年開かれる、松野マリ展を開催しています。

初日の午前中に行きました。

朝から、賑わっています。

 

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いつもたくさんの訪問客が、次から次に。

早く行かないと、これぞと思う作品は売れてしまっています。

今回は小さな作品がほとんど。

 

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額付きで、10000円前後の買いやすい値段がついているので、好きな作品からなくなって行きます。

 

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私が買った作品は、そばにいた人も、欲しかったらしく。でも早い者勝ちですから。

 

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その人も、買いたい時は初日の朝に来られるとか。

私は残ったものの中から、もらうことが多いのですが、欲しいと思つものは、すでになく。

パステルのアネモネも良かったけれど、ガラス絵を頂きました。

 

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買った人に、持って帰ってもらっているようですでに、壁が歯抜けになつています。

 

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代わりに飾る作品まだ、ストックがあるのかな。

北野坂ギャラリーにて。

 

なだ万ジパング

 

 

f:id:happyengel:20170529000355j:image5月末まで有効のチケット、何度か、予約を入れたが、満席だった。

ギリギリの日曜日に予約出来たのでやれやれと思ってて、お腹壊して心配したけど、無事に。

なだ万ジパングは、四季のある、ハービスENTにある。

時間に行くと、外で待っている人達もいて、

外の看板に、「本日のランチは予約で満席です。」と書いている。

友人は、ゆっくり食事がしたい、と懸念する。

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周りのテーブルが満席で、二回制で、次から次に、食事が運ばれるのではないかと。

その心配は皆無だった。

まだ本格的というわけじゃない私のお腹。

鰹のタタキが出て、友人に助けてもらう。

ムール貝も、手をつけなかった。

ここの名物料理は、このあんかけ。

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品数は多いけど、量は少ないし、大丈夫だと、頭では思うのだけど、あの痛さが、生物に近いものにストップをかける。f:id:happyengel:20170529002334j:image

自分で食べられそうだと 思うものだけにした。

美味しいのだけど、セーブが働く。

 

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このレストランに来ている人達は、多分グルメ。

ランチとしては、高級な値段だ。

ルクサで買ったので、ワンドリンク付きで4千円足らずだが、通常では、ワンドリンク付けると5500

円以上になる。

ワンドリンクでは当然足りないから、追加を頼む。

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しかし、お金には変えがたいものを提供してもらえるのも確か。

ご飯は、炊き上げた、桜海老の釜飯だった。

お変わりあります、と言われたが、一杯づつで十分。釜に残っているのがもったいない。

デザートは5種から選ぶ。

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私は、これくらいで、ちょうど良い。

期限付きのチケットを買っていると、使うまで気になる。

特に日にちが少なくなると気が気じゃなくなる。

何度か、期間を逃して、ボツにしたものもあったり。

ところで、今、各地のレストランで、食あたりが発生しているそうだ。

イカだかに、寄生虫がいて、カメラで観察すると見えるとか。ものすごい痛さだという。

帰りに寄ったコナミで、リーガロイヤルホテルでも、食中毒が発生したと聞いた。

 

 

 

 

 

 

猿之助、勘九郎、七之助の夢の競演

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松竹座で、明日までの歌舞伎公演、昼の部を観に行きました。

株主招待で、二階の後の席しかなくて、買おうと探して、やっと買った席は、十三番目の端列だけど、中よりなので、とてもよく見えた。

オペラグラスは必要なかったくらい。声もよく聞こえて、よくわかった。

やはり、全然違う。お金がモノを言う。

f:id:happyengel:20170525212711j:imageよく見えるように、いちばん前の席を買ったりするが、一番は、8.9.十番目あたりだと思う。

株主席は、いつもは、一等席をもらえるけど、人気のある出し物は、格下げの、二等席。玉三郎の舞台の時は、三階の席だった。

良い席があてがわれる時でも。二階席の前から5列までの一等席。

猿之助だから、特別に買ったのだけど、良かった、

18000円の値打ちあり。

幸せな夢の時間は、あっという間に過ぎた。

 

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最初の出しものは、勘九郎、中村歌昇、小太郎の、踊り。

小太郎が可愛い神室になって、可愛らしく、しなやかに踊った。

昼の部の本命は、金の幣猿島郡。

鶴屋南北作。三代猿之助の四十八版の中に入っている題目で、猿翁の演出。

スペクタクルあり、踊りあり、宙吊りありの、楽しいお芝居。

猿之助が、1人で、男と女の怨念が、宿った難しい役割演じている。

邪恋は、蛇になつて、忠文の中に、清姫が、のりうつると言う設定で、2人を1つの体で表現する。

火の海になった舞台、勘九郎の頼光と七之助の七綾暇が、小舟に乗って逃げていくシーンは、船が花道を通っていく。

様々な仕掛けも面白い。

道成寺は、東京でも観たもので、狂言師に扮して、おかめとひょっとこ、頑固者の三人をお面をつけて。踊り分ける。

猿之助の舞踊もたっぷりの舞台。

 

今井のおうどん

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1日絶食、次の日は、野菜スープとヨーグルト。

ヨーグルトファクターという、ヨーグルトを簡単に作る物を買っていて.R1のヨーグルトを種にして、作ってあったのが役立ちました。

牛乳一本そのままで、作れます。

以前に会った友人が。ヨーグルトは、自分で作っていると言ってたので。わたしも作ってみようと思ってたら、ネットでみつけたのです。

ヨーグルトファクターは、ネットで、3000円くらいで買えます。

今日は、松竹座の五月歌舞伎の昼の部。

スープとヨーグルトしか食べてないので、お腹空きながら、最後まで我慢。トイレに行きたくなったら困るから、

終わって、今井の、あんかけうどんを食べに行きました、道頓堀にある、うどんの老舗です。

固形は心配だけど、今井のおうどんは、大阪の柔らかいうどんなので、半分くらい食べました。片栗のお出汁がとても美味しい。

亡くなった料理研究家の小林カツヨさんが。絶品と評したあんかけうどんです。

美味しかった。元気が出たので、気になっている、母に会いに行きます。昨日は行けなかったから。

 

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猿之助と勘九郎、七之助の、3人の舞台は、昼の部完売です。

隣の席にいた人が、いくら電話してもかからず、やっとで、こんな席しかなかった、とのこと。

わたしは株主席で、無料なので文句は言えません、

歌舞伎のことは、また。

 

ジンディンローの台湾料理

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ガクトが、テレビで、こんなうまい小籠包は食べたことない。感激した、という、小籠包の店が、神戸ミントにもある、ジンディンロー、という店だった。

たまたま、ルクサで半額のチケットが出てて、二枚買った。

久しぶりに会う友人との会食に使おうと。

メールが入り、今日会うことになった。

3時から使えるチケット。予約したら、5時からは満席。

3時からの二時間で。

遅昼になる、

行く前に、コナミによるつもりだった。

こむら返りになり、いつものようには、なかなか治らなかった。引きつりが長く続いて、疲れている体だ。

コナミはやめた。

三宮までの道すがら、調べたら、栄養不足かもと書いている。

ミネラル不足が原因だとか。美味しいもの食べなくちゃ。

5000円のコースが半額の2500円。飲み物を一人一杯は注文することが義務助けられている。

 

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生ビールを頼み、料理は、これでもか、これでもかというくらい沢山。

小龍包は、ジョーズ上海の方が美味しいと私は思う。

お料理は、薄味で、美味しい。

もう1本、瓶ビール。

食事は控えながら食べてた。

私は、お腹いっぱいだったけど、友人が ねぎ焼き食べたいというので付き合った。ねぎ焼きと、ゲソ焼き。

女同士の話は、時間がとめどなく。

9時に別れて、帰る頃、ねぎ焼きの油が胃にもたれて、お腹も苦しい。家に帰って、ヤクルトだけなんた、

翌朝は草抜き。

夜、トイレに行きたくなった。その時はまだ

大したことなかった。寝付いた頃、お腹が痛くてトイレに。

 

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あまりの痛さに、死ぬかと思うほど。寝られない。

盲腸ではないかとか、憩室炎か、いえ、もっと。腹膜炎?

明け方、抗生物質を飲み、耐え難い腹帯でトイレにばかり。

我慢できない。救急車呼ぼうか、などなんども思いながら、入院の用意もして、タクシーを呼んだ。

タクシーは5時以降でないと呼べない。

市民病院の救急窓口に。

 

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救急車で運ばれてくると、見てもらえるが、診察してもらえるかわからないとのこと。

この病院の部長さんに、検査の時にかかっているというと、聞いてみると。

診察してもらえるとのことで、ちょっと安堵。

お腹は、以前よりもまし。抗生物質が効いてきたのかも。

 医者は、急性腸炎の判断。

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鳥のつくりとか、生物食べたのではないか、焼肉は?と聞かれて、中華は混ぜてあるので、何が使われているかわからないものがあった。クラゲがコリコリしていたのは覚えていて、焼肉のようなものは、中華も、スジねぎ焼きにも。

警察炎にならないように、普段は気をつけているのに、最近はお寿司も食べるようになり、どうもないので油断していた。

忘れた頃にやってくる。慣れた頃にやってくる。

タクシーに乗っている間も、トイレに行きたくなたらと不安だった。

往復するのタクシー代、結構高くついたけど、入院よりもずっと良い。

絶食と抗生物質で、乗り切れるだろう。

憩室炎は、ものすごく痛い。耐えられるだけ耐えて、失神するのではないかと思うくらい痛い。

 

国会は、権力に支配され

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どんな危険な法案でも、チェック機能が働かないままで、国会で成立していく。

野党がいくら反対を唱えて、阻止しようと努力しても、虚しさが残るだけ。

与党の賛成多数で、法案は成立する。

野党の不甲斐なさに憤りを感じる値打ちもない。

民主党政権が誕生した時の国民の高揚感と期待は、未熟で、頭でっかちなエリート気取りの民主党議員のよって、二度目のチャンスは皆無なまでに、国民の絶望を招いた。

国会は機能を失った。

今、国を牛耳っているのは、安倍首相を神と仰ぐ、取り巻きの閣僚と、官僚。それに、必死でしがみついて、権力の構図から落ちない、公明党と、公明党に変わって、政権の中心に座ろうと目論んでいる維新の会。

合わせれば、なんでも通る。憲法改正もできる。盗聴も可能になる。

共謀罪を待たずとも、検察は、今までにも、権力行使で、無実の人を死刑台に送っている。

東海テレビの、ドキュメント傑作選をみていると、一旦黒だと決めたら、いくら証拠を出して、裁判の差し戻しを訴えても、却下され、無実を訴える囚人が、死刑台に消えた事実がドキュメンタリーで。

良心に従って行動する裁判官は、左遷され、島流し。二度と表舞台に帰れない。

最高裁が人事を握っている。

同じような構図が、今国会で見えているのではないだろうか。

権力に押しつぶされ、貧しい暮らしと犠牲を強いられてきた、日本の大衆の歴史は、繰り返されのではという、危機感があることを知っている人達の声は押しつぶされる。

権力を握っている、一部の人達によって、真実は闇に葬られ、権力者に有利な、都合の良い嘘がまかり通る。明るみに出ても、権力によって握りつぶされていく。

そして、私たちは、私たちの愛しい子供達は、やがて戦場に駆り出されるだろう。

戦場で死ぬために。

絵空事ではない。これはかつて日本の権力がやってきた事実。

権力者の権力拡大のために、国民の大半が、平凡な幸せを奪われれ、貧さに耐えている人達は、さらに過酷な生活を押し付けられる。

自由に物言うべきはずの口は閉ざされ、抵抗するものは、獄中に入れられる。

善良なる、無知な国民は、常に無力だ。

血と汗を流して、勝ち取った民主主義ではない日本の、民主主義の弱体さ、脆さ。

果たして、日本に民主主義は存在するのか。

 

 

フィガロの結婚プレレクチャー

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西宮芸術センターの、ワンコインレクチャー、7月の佐渡オペラ、フィガロの結婚、に行きました。

ショップチャンネルで買った商品を返品するのに、クロネコの宅配を依頼していたのです。

楽天のクレジットカードを探してて、見つけたチケット。すっかり日にちを忘れてます。

翌朝、クロネコの集配をキャンセル。

11時と書いてるので、会場に行くと、沢山の人が外で待っている。

あれ、時間が変わったのかと思った。11時は開場の時間だった。

まだ、たっぷり時間があるので、チケットブースで、八千草薫が出ているのがあって、残席があるので、チケットを買った。「これはあなたのもの」という1943年のウクライナが舞台の劇。

 

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レクチャーは、一番前の、補助席。

フィガロの結婚、オモテとウラの物語、というタイトルで、音楽評論家で、たくさんの本を出している、堀内修さんのレクチャー。

19世紀のオペラは、真実の恋を追求するものだが、18世紀のオペラは、気まぐれな恋。

フィガロの結婚は、フランスのボーマルシェの戯曲を、翻訳して、オーストリアで、ドイツ語で翻訳され、モーツアルトがオペラにしたもの。

間に、スクリーンで、かつて上演された、様々な劇場での、抜粋の歌手が素晴らしかった。

会場は満席。

ヴェルサイユの夜会、という、誘惑的なタイトルのチケットがあって、残席聞いたら、たくさん残っている。

神戸女学院ホールなので、小さい劇場。。

 

 

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フランスの古楽を題材にして、17世紀パリのスペインバロック、というのに惹かれて、バックの3000円チケットを買った。

あとで、正面にすればよかったと。

西宮芸術センターに来るチケットは、東京に比べて、値段が安い。

 

 

母の日

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息子から、今年も、カーネーションの花束が届いた。

日比谷花壇から、いつも。

我が家の花といえば、シクラメンが、まだ頑張って咲いている。

外に出ると、気温は夏のようだけど、家の中は涼しいので、長く咲いてくれているが、

いよいよ終わりそう。

 

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庭の地植えしたシクラメンはもうダメ。

アメリカにいる息子は、ネットで買って送ってくれている。

長持ちし欲しいけれど、切り花で、スポンジに水を含ませているので、そう持たない。

昨日、歯医者の予約日を間違えて歯医者に行った。

スマフォには、12日といれてるのに、木曜日と思い込んで、予約の時間に間に合うように、

坂道を必死で、走るように歩いていると、下から上がってくる人が

から、元気ですね、と声をかけられた。

元気じゃないけど、必死。使わない筋力を使って、今朝は太ももが痛む。

歯科の治療がなくて、せっかく出てきたのに、と、映画を観た。

テアトルで、「人生タクシー」と「僕とカミンスキーの旅」

夜遅く帰った。

バスを間違えて、途中の駅で慌てて降りた。

坂を上がって。この坂がきつい。この坂を登るたびに、

神戸大への、心臓破りの坂がきつくて、喘ぎながら歩いた思い出。

バスの飛び乗って、時々間違える。

映画は、どちらも良かった。

特に、カミンスキーの方が、私は好きだ。

映画については、別に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

追憶

http://natalie.mu/eiga/gallery/show/news_id/231486/image_id/770455

 

日本映画チャンネルで、映画、追憶の公開記念で、高倉健について、木村大作が語っている。

 

http://tsuioku.jp/sp/

追憶は、高倉健への、オマージュとしても作られた作品で、最後のタイトルに、木村大作は、最後のタイトル、落日に、鷹が飛んでいる風景を選んだ。

鷹は、高倉健のことだと語っている。

降旗監督は、追憶は、人間が多かれ少なかれ心に抱いている、悲しみや、寂しさ、心の痛み、それをかかえて、生きていく人間の苦しみ、美しさや、儚さ、強さ、を、映像で表現したかったと語っている。

映画が、公開されて、2日目、友人とのランチを済ませて別れ、映画館に走った。

木村大作は、高倉健について、背中で人間の生き様を演じた人で、周りの人に語らせて、自分は語らずに演ずるのではなく、生を表現した役者だという。

 

3人が作った映画は、八甲田山、夜叉、あ、うん。

駅、鉄道員、蛍。など、どれも心に残る作品。

 

高倉健が、離婚した理由が、駅、という映画で、語られているような気がする。

家庭を持たないで、あえて、一人、孤独な道を選択した理由が、映画の中に、答えがあるように思われる。

映画の冒頭は、雪景色。

高倉健は、雪景色がよく似合う。

寒さ厳しい季節に立つ高倉健の姿は、寂しさと心の熱さを表現している。

木村大作の、カメラが捉える映像が、あまりに美しい。

高倉健の後ろ姿が映らないだけで、見えないけれど、魂として存在し続けていらと信じて、撮り続けているのだと私には思えた。

空前の大ヒットアニメ、君の名は、を見ても、それほどの感動もわかず、泣かない私が、追憶を見て、泣いた。

自然を捉えた、映像の美しさを見ていると、その向こう側に、人間のいとしさが溢れて、泣いた。