朝 早く、出かけた。
バスで、カーニュ、シュル、メールのバス停、square Bourdetで降りると、無料のバスが待っていた。
実は、この駅まで、200番のカンヌ行きに乗ればいいのに、94番を待って、二回も、素通りされて。
なんでと見たら、arrest demander 。
手を上げてないと止まらないバスだった。
で、案内を見たら、200番も行く。
200番は、よく出ている。
1時間、バス停にいた。10ヴォヤージュのチケットでいける。
駅について、トイレに行きたかったが、無料のミニバスがとまっているので、オ、ド、カーニュに先に行く。
グリマルディ城に入って、すぐにトイレ。
入り口で、藤田の絵を見にきた、というと、あいにく、パリに行ってないのだという。
パリで大きな美術展を開催中だとか。
残念。チケットを2ユーロの半額にしてくれて、ルノワールで、6ユーロ払ってくださいと。
カーニュ、シュ、メールは、モディリアーニ、スーチン、藤田、ブリジットバルドー、グレタガルボ、
など、が愛した村。
中世の名残を、きつい坂道の迷路のよう。花々が咲き乱れる、美しい、芸術的な家。
ミニバスは、細い道をくねるように走る。この村の貴重な足になっている。住んでいる
お年寄りが、パンを下で買って、バスで帰ってくる。降りてからの坂道。元気だなあ。
お城の城壁のてっぺんまで上がれるのだけど、階段は、上がりきったものの、風もきつそうで、ほっ飛ばされる恐怖。
高いところは苦手。
外には出られなかった。
この辺りを少し散歩して、元の広場に戻り、歩いて、ルノワール美術館に。
すぐだというけど、やはり坂道を登らねばならず。
疲れているので、足が重い。
ニースのバス停で、待っている時に、胸が痛くなって、片側の奥歯が痛くなって、心筋梗塞が疑われ。
しばらくして治ってくれたので、狭心症だったと安堵。
それを忘れて、登っている。
村の坂道と階段でも疲れていて。
ルノワールが、リウマチに侵された手に、筆を縛って、このアトリエで、最後まで絵を描いていた。
以前に、ドキュメンタリーで見たことがあった。
庭園の花がとても綺麗。ルノワールの絵の中で見る、庭園の様子がうかがえる。
広くて、静かでステキな庭。
家の中のキッチンや洗面は小さくて質素だ。
光が上から入るアトリエに、キャンバスとベッドが置かれている。
ルノワールは1919年に亡くなっている。
そのモデルになったマドレーヌは、13歳から、ずっと、毎日モデルになってルノワールが絵を描いていたと、ビデオで語っている。
マドレーヌの面影がある。