やっぱり、玉三郎の阿古屋が見たくて、東京にやってきました。
別メニューでは、梅枝と児太郎が、阿古屋に挑戦しての初舞台。
玉三郎は、後輩に阿古屋を譲るつもりのようです。
最後かも、と見納めのつもりで。
隣の席の人は、阿古屋が終わると帰ってしまいました。
もう一方の隣のカップルは、あんまと泥棒が終わると、帰つたようです。
招待席かもしれないけど、やはりメインは阿古屋を見るための席だったよう。
わたしだって、阿古屋が終わって、帰りたかったくらいですから。
玉三郎の後見人が、後ろに座りやすいように、座椅子を入れたり外したり。
玉三郎の阿古屋は、美しかったけれど、年も感じた。
わたしの席は、7番目で、前の人の頭が気になって、横から、みてたのて、こしのぐあいがおなしくなつたあけれど、一期一会のつもりで、必死に観た阿古屋。
貫禄十分で、堂々とした阿古屋のようだったやうに思う。
あんまと泥棒は、以前にも観たのですが、こういうのは、2度目、3度目と楽しめるお芝居じゃない。
せいぜい、演技がオーバーになり、上手くなるかもしれないけれど、一度見たお芝居の二番煎じから、出られない。
はじめての人は面白いでしょうが。
その点、最後の、二人藤娘は、玉三郎もおはことしていた踊だけに、児太郎と梅枝のおどりつふりあは、興味が湧く。
児太郎のおどりは、以前から上手いと思ってた。
顔が悪いと、八千代座で一緒になった江戸っ子は言ってたけど、福助の息子だけあって、踊上手。
もともとは、歌右衛門の、名演技ではやされた、阿古屋。
玉三郎から、児太郎に継承されれば、歌右衛門から、玉三郎に、玉三郎から、歌右衛門を命名するだろう、児太郎に、バトンタッチはれるのは自然なこと。
顔云々ということになると、玉三郎は、別格だから、誰も太刀打ちできなくなる。
玉三郎は、別メニューの日には、阿古屋で、人形使いの、おどけた役所と、新作の、傾城に取り組んでいる。
見られなくて残念だけど、2日も東京に泊まって、高い歌舞伎のチケットを買うまでの贅沢はできません、
12月の歌舞伎座は、はねるのが早くて、8時前。
歌舞伎座で、めでたいを食べて、お腹が大きくなつて、夜はもう食べられないと思ったのに、明日ように買った、サラダとサンドを、赤ワインのつまみに、
お昼は、3時前に、トンカツを食べて。
超える。