青空に白い雲が流れるように

読んでくださるあなたに。小さな幸せを感じてほしい。そして私も、読んでくださることで、一人じゃない幸せを感じていたい。そんな思いで、あらゆる垣根を持たないて、好奇心のおもむくままに、手を走らせていたい。明日への小さな幸せを求めて。

鶴橋

 

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鶴橋にある、赤十字病院に入院している友人を見舞つた。

鶴橋が美味しいと聞いてはいたが、行ったことはなかった。

病院の面会は、二時からなので、友人と鶴橋で待ち合わせて、お昼を食べる約束。

鶴橋に来て、焼肉を食べなきゃ意味ない、と言うので、ネットで評判の良い、焼肉屋に入った。

私は、そのあと、お見舞いに行くので、お酒も、ニンニクも食べないように心がけたので、付け合わせのキムチや、ナムルなどは、友人に食べてもらい、

お肉を少し食べた。味は美味しかつた。

アジヨンという鶴橋が本店の焼肉店を始め、焼肉屋は、沢山ある。

食事してから、商店街に入って行くと、韓国に来たみたい。旅行気分。

キムチを始め、唐辛子につけた、蟹や、エビ、脇に豚足が、ゴロンと置いてある。

唐辛子の店や、韓国のドレス用の生地の店。

市場の奥で、飲食ができる。

沢山の人が入っていた。

レストランよりも、つうは、こちらの方がメインでやってくる人が多いよう。

友人はあれこれ、キムチだとか、勧められて買っていた。

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病院は、反対側の方にある。

赤十字病院は、新しく建て替えて、綺麗になっている。

抗がん剤を入れた後、しばらく苦しい時期なので、私は遠慮していたのだけど、そろそろ元気が出て来たかなとめーるしたら、明日来て欲しいと。近々退院するから、と言う。

行くと、部屋にいなくて、二階の売店に行くほど元気になっていた。

あとは、通いになる。

病院は、出来るだけベッドを空けるためか、予定よりも一週間早い。

ご主人が、毎日、にんじんジュースと、黒にんにくのスープを持って来る。

御主人が病気になって、献身的に看病していた友人は、あまり長生きするように思えないと心配していた。

御主人が元気になり、やれやれというところで、友人が病に。

全く予期していなかった重い病気。

夫婦だから、気兼ねすることなく、苦しい時も、違いに頼りあって、わがままが言える。

本音の苦しさをぶつけることが出来る。

夫婦の長い旅路は、支え合う時のためにあるのだと思った。

ご主人よりも長生きしたくない、という友人。

病が治らないのだから。

あなたがいなかったら、私はどうすればいいの、と抑えた涙が出て、二人とも泣いている。

 

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私の取り柄は、絶対に諦めないこと。母だって、病院のいいなりになつて、あきらめていたら、何度も死んでた、

今も元気でしょう。

絶対に、希望を持って、治す方法を考えて、あきらめないこと。

安藤忠雄も、希望があるから、生きられると言ってる。医者が奇跡だと言うらしい。

私は、余命半年のルポライターが、九年生きたドキュメンタリーとか話して、友人を励まそうとしているが、私のために、何が何でも生きていて欲しいという、過酷な要求かもしれない。

母は、今も生きながらえている。あと、何年でも長く生きていて欲しい。

母がなくなったら、私は一体どうすればいいのか?

母にも、友人にも、私のために、生きて欲しい。

私のエゴが、絶対に、と言わせる。