地下鉄グリーン線のクラーク行きに乗って、オールドドバイに行った。
乱立するビルのジャングルから、一変して、イスラムの映画に出てきそうな雰囲気が漂う。
作られた界隈だと聞いているので、なんとなく気分落ちがするけれど、旅の雰囲気はある。
布の店が多い。
ドバイ美術館があって、外は月の砂漠のよう。
中には入らずに歩いて行くと、花のマーク。
船着き場に出た。
カモメが群れをなして、狂ったように、円を描きながら飛んでいる。
フエリーの乗り場だった。
フエリーは、一回券が、1AED.市民の足でもあるが、ほとんどが、観光客。
これが最高だった。素晴らしい景色。エキゾチックな風景が広がる。
石油の匂いと煙。
向こう岸に渡ると、スパイスばかり売っている地区に。
サフランを中心に様々な香辛料を売っている。
私は使い方もわからない。
アラブ料理に使うのだろう。
友人は、すっとアラブ料理を食べるつもりだったようだけど、私がスーツケースに入るだけ、日本食を買っていったので、期待してなかったと喜んでいた。
ご主人にも好きそうな柿の種を買って行ったら、ズバリ。
外国人は皆柿の種が好き。
私は、アラブ料理は苦手。
海外に出たら、何食べてるの?と聞かれるが、1人で海外に出るときは、日本食は持っていかない。
サラダとパンとハムにチーズでまかなえる。
バリでは、鳥のブロイラーが美味しいけれど、こちらはスパイスが変に聞きていて、鳥自体も美味しくなかった。
ドバイに来て、また、来てもいいなあ、と思ったのは、フエリーに乗って、風に吹かれながら、周りの景色に魅せられた瞬間だった。砂漠のサファリーも魅力的に思えた。
私は、1人で旅する習慣が出来てて、自分のペースで歩くのだけど、
歩けない人の方が多いかもしれない。
タクシーを使う習慣のある人は、歩かないので、足が歩くように訓練されていないから、痛くなる。
タクシーは確かに便利だし、ドバイはタクシーが安い。千円もあれば乗れる。
てと、私の旅は、いつも、歩いて街を覚え、歩いて、発見し、街の雰囲気に浸るというスタイル。
1人で、オールドドバイを見て、自分の足のペースで、ふらつく時間があって、大好きな船の上で、気持ちの良い風に吹かれて、ドバイも捨てたもんじゃないと思った。