何十年、ピアノの調律を頼んでないだろう。
息子が習ってたのは、小学生の頃。
生協のチラシに、ピアノの調律サービスがあった。
ピアノの上に、たくさんのガラクタ。
扉を開くと、鍵盤を支えている、フエルトのようなものが、ぼろぼろと。
調律してもらう鍵盤は、全部音がおかしい。
ダメですね、と言われそう。
そうなれば、思い切って、処分しよう。
ピアノ習おうか、なんて思い始めて。
子供の頃、家には、古いオルガンがあった。
叔母が病気して、祖父が買い与えたもので、
今あれば、値打ちもの。
映画の道具に使われているかも。
自己流に、キーを覚えて、簡単なものを弾いて楽しんだ。
学校のグランドピアノで、猫踏んじゃったとか。
友人が、キーボードでピアノを習い始めた、と聞いて、
やって見たくなった。
飽きっぽくて、根気のない私のことだから、すぐにやめるような予感。
でも、とにかく、ピアノの上を片付けて、調律師が来るのを待とう。