久しぶりに、出かけました。
行けないつもりでいた、フェスティバルでの、フジコヘミング
のピアノ演奏会。
早く回復して、行くことができました。
チケットは前列のいい席。
チェコの楽団とのコラボ演奏会。
フジコさんは、付き添いの人に腕を支えられて、杖をついて、ゆっくりとピアの前に。
随分歳を取られて、身体が悪いように見受けられ、心配したが、ピアノを弾き始めると、
演奏は、以前聞いた時よりもはるかに素晴らしく、心に直接響いて、泣きそう。
心の波長がピッタリとあって、染み入るように、私の中に、深き浸透してくる。
深い祈りの美しいピアノの音色。
歳を取っても、鍛え上げられ、毎日ピアノと向き合って、ピアノが人生のフジコヘミング
は、年齢の老化とは関係なく、神の愛を聞くものが感じられる高みに進化している。
弾き終わると、力がみなぎって、付き添いはいらなくて、用意された車椅子を押して退場。
二部の交響楽団の演奏に、私服に着替えて、舞台の端で、聴いておられた。
足を組み、肘をついて、リラックス。
飾らない自然体のステキな人。
私などまだひよっこ。
もっと真摯に生きなければ、と反省。
ピアノを習って、6年目に入って。
指が早く弾けない。
せめて、いい音を出せたら。