お見舞いにうかがったI家は、毎年、パーティを開いて、
十四人ぐらいの人達がテーブルを囲んでいた。
広い空間が、物に埋め尽くされ、その多さに圧倒される。
亡くなったお母さんが、一人暮らしから、介護が必要になって、
一緒に住むようになってから、増えたよう。
食器棚に、パーティーに使った、ワイングラスがたくさん入っている。
友達に手伝ってもらって、ずいぶん片付けて捨てたとブログに書いてたから、
想像していた光景と違った。
台所は、ゴミ屋敷のように、鍋類や、調理品で一杯。
YouTubeで、片付けを見ると、物の間にやっと布団を敷いて寝ている
という家族がいる。
外から見ると、息が詰まりそうな状態でも、その中にいると、
不快でも何ともない日常の暮らし。
掃除嫌いの私でも、気持ち悪くて、我慢できそうにない。
遺品整理ならわかるけど、住んでいる。
私の家も、息子が、これもあれもいらない、と指摘するので、
部屋の隅に置いてた カウンター椅子を出して、配置換えをしたら、
スッキリして、部屋が広くなった。
同じスペースだけど、違って見える。
もっと物を減らしたいと思うが、他の家に比べたら、ミニマムに近い。
よくここまで貯めたものだ、と思う家が多いのだろう。
安いから、買うのはNG
予備に買うのは、なくて、たちまち困るものだけ。
2年着ていないものが即捨てる。
お祝いやプレゼント、引き出物など、もらったものは、捨てることが出来なかった
けれど、時効を適用して、処分する。
悩みの種は、絵画類。買ったものばかり。
専門書に、映画や演劇のパンフレット、美術書。
捨てられないものが多い。
これから。
車がなくなったら、ガレージに集めて、処分するものはまだ多い。