今年の目標は、心が欲するままに生きよう、
ということです。
去年亡くなった、瀬戸内寂聴さんは、
どんな時でも、自分の心に従って生きてきた、と
言っていました。
毎日、その日に食べたいものを食べて、日本酒を楽しみ、
何度も病気や怪我で、入院して、リハビリで復活しながら、
長生きされた。
いつだったか、寂聴さんは、毎日、天麩羅、鰻、焼肉
を行きつけの料理屋さんに出かけて食べる様子をテレビで
見たことあって、美食家で贅沢な食事だと、敬遠気味に見ていた
ことがありましたが、
今思えば、食欲は、人間の最も贅沢な欲望で、生きる最高のエネルギー
だと思います。
寂聴さんは、人間の命が限りあるものであることを周知し、
覚悟ができた上に、人間の命を燃え尽きさせたい、と
いう思いだったのでしょう。
気をつけていたって、妨げられないことの方が多いかもしれない。
心の欲することに蓋をして、他人を気にして、心無い生き方を
している人は多いと思います。
人にどう思われても、構わない、という覚悟ができれば、
人間の自由度は増すわけで、肩の荷物も軽くなる。
仲間はずれになりたくない、という気持ちは、
日本人が持っている、典型でしょう。田植え民族ですから。
その反面、村八分という悪面も。
一番酷いのは、目に見えた棒棒力ではなく、心を傷つける
モラルハラスメント。これが、見た目に優しい日本人の
隠れた怖さ。
目は口ほどにものを言い、というように、白い目、蔑んだ目、哀れ目、
見下した差別の目など、心をズタズタに引き裂く。
そういう人間関係から、距離を置くことができるのも、心。
気にしない心の強さが有れば、打ち勝てる。
自分の心の欲するままに生きる。
これからやろうとしていることは、あなたがやりたいことですか?
仕方なく、じゃないですか?
嫌なこと、気の進まないことではないですか?
私の目標は、自分の心に問い、
欲することに、従って生きよう、と、
思ってます。