ピラフ。日本語で。焼き飯。
最近、お昼ご飯に、焼飯をよく食べている。
きっかけは、NHKの、プロフェッショナルの特別放送。
巣篭もりしている人達に、プロの料理人が、簡単に作れる美味しいレシピを紹介しているのを見たことから。
何人かのプロが紹介しているのだけど、わたしが見た時は、焼飯を紹介していて。
残り物の具を何でもいいから、小さく切って、ごはんと、卵、二個と、全部混ぜてから、フライパンで、切るように炒めるだけ。
パラパラになつて、仕上がる。
味付けまで覚えてなくて、適当に。
わたしは、主食に、玄米を食べているので、
焼飯にすると、美味しく仕上がる。
玄米は、噛むと甘みがあつえ、歯応えもしっかり
している。
玄米だけでも、美味しいのだけど、焼飯にすると、
抵抗を感じる人にも、白米よりも美味しいんじゃないかしら。
今日は、エビ、茄子、玉ねぎ、エリンギ、人参、を使って。
インスタントのコーンスープを添えて。
相性が良いから。
外食しなくなって、久しい。
時々、美味しそうな料理を見ると、食べたくなる。
昨日は、船場吉兆の息子さんが、どん底から這い上がって、北新地に、店を出すようになった、経緯のドキュメンタリーを見た。
素晴らしい、日本料理。
美味しそうだ。
あの事件後の、10年が最も貴重な時間だった、とかっての、船場のボンボンは、顔つきもすっかり変わった。
柔和で、ゆとりがありながら、自分に厳しい目を
緩めない、仕事人。
高みを目指して、日々精進している。
そんな料理が食べたいと、かつてのご贔屓が、戻ってきた。
そういう。高級料理店に、行ったことないけど、
おもてなし料理の美しさと美味しそうな香りが、
漂ってくる。
日本料理の奥の深さ。
美の境地。
家にこもっていることが多いと、
美しいものに惹かれる。
散歩道の花や、木。
心地よい風
朝の輝き、夕日に映える遠くの町
美しく盛られた、日本料理。
わたしが食べているピラフは、美しいとは言えない。
言えないのが、現実だから、
余計に美しいものに憧れる。