友人からのメールで、今、NHKで、
100人の名著に、ペストをやってる、と教えてもらった。
メールを見たのは、終わってから。
学生時代に、カミユかぶれしていて、ペストは、本棚にあったはず。
あまり触ることのない本棚をゴソゴソ調べていると、読まないで、買っとく、の本が沢山ある。
これらを見ると、にわかに、自分のでいたらくさをつきつけられるようで、暗い気分になる。
どれも、決して安くない本ばかり。
パリのセーヌ沿いの古本屋で、見つけた、ペーパーナイフのいる、難しい、詩集。
流行りのフランス哲学者達の本。
さっぱり理解できないまま。
精神分析は好きなので、フロイドから、派生した、フランスの知識人の評論など。
本棚を見ると、やるべきことをやっていないという罪悪感に苛まれる。
これらを一掃すれば、無知なわたしを容認できて、気が楽になるだろう。
捨てるには、もったいなくて、専門書を買ってもらえる古本屋に、送ればいいのだけど、その元気もなく。
それはさておき、ペストは、本棚の奥にあった。
家に引きこもっているので、読もうと開いたら、字があまりに小さくて、
それでなくても、最近、読むのが辛くなってきている、情けない目には、ついていけそうにない。
そうだ、電子ブックがあった。
電子ブックは、字が読み易くて、本屋に出向かなくても、即座に買える。
だけど、目にはあまり良くないのではないかと思う。
スマフォで、ブログを書いているだけでも、
目の焦点が、おかしくなって、テレビの画面が二重に見えたり、ぼうっとなったり。
しばらくおかしい。
音声が良いなあ。
読んでもらって、書いてるのは楽じゃないかな。
ああ、情けない。
近眼だった人は、本を読むのに全く困らない。
遠視がきついわたしは、小さな文字が苦手。
目がすごく疲れる。
テキストを拡大して使っていた。
持ってる本に、拡大眼鏡のハズキルーぺを買おうか。
眼鏡の上にかけられるのかしら。
そういえば、拡大ルーペを買っていたこと思い出した。
その下に本を置いたら、楽に読めるかも。
断捨離で、捨てるものじゃない、と、こんな時に思う。
コロナ後は、世界的に経済は、大きくマイナスになる。
今までの、経済は成長し続ける、という考えは、神話になるだろう。
断捨離は、流行遅れになる。
これからは、マスクや、アルコールををなにかあるもので、工夫して代用しているように、
持っているもので、生きながらえる時代になるだろう。
消費経済の終わりを告げているような気がする。
自らの畑を耕せ。
ブォルテールの言葉が、現実化する。
私たちの生き方は、コロナ後、変わっていくだろう。