青空に白い雲が流れるように

読んでくださるあなたに。小さな幸せを感じてほしい。そして私も、読んでくださることで、一人じゃない幸せを感じていたい。そんな思いで、あらゆる垣根を持たないて、好奇心のおもむくままに、手を走らせていたい。明日への小さな幸せを求めて。

肺のCT検査

 

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CTは、撮らない、と宣言していたのに、

医者の説得に押し切られた形で、病院に紹介状を書いてもらった。

しばらく、肺がんの検査をしてなかったので、肺のレントゲンを撮って欲しい、と頼んだ。

医者は、CTを勧める。

骨密度の検査を依頼した時に、肺のCTも一緒に勧められ、一度はお願いします、と言ったものの、放射能を浴びるのが嫌で断った。

それでも気になるので、レントゲンを撮って欲しいと再び頼むと、

放射能は、ごくわずかです。

飛行機に乗る方が、はるかに多くの放射能を浴びてます。という。

海外に行くたびに、東京に行くごとに。飛行機に乗っている私。

断れなくなった。

それでしたら。

二度手間の、紹介状を書いてもらうことになって。

予約の日。30ぷん前に病院に行き、すぐに、放射線科の受付に。

CT検査の前で、これを書いて待っててください、と言われた。

アレルギーがあるか、とか、事前のアンケートを書き終わらないうちに、CTの装置のある部屋に。

二枚撮りますから、と言われた。

多分、かかりつけの医者が、極端に放射能を怖がるので、最低のお願いをしてくれたのかも。

すぐに終わった。

簡単に終わった。

かかりつけ医からの紹介で、病院での精密検査が、待たずに、スムーズに行われている。

骨密度の時も、時間がかからなかった。

直接、病院に行くと、何時間も待たされる。

何年か前に、あまりに苦しくて、近くの医者に駆け込んだら、肺のレントゲンを撮って、驚いた医者が、その日の午後に、病院に行くように、連絡してから、紹介状を書いてくれた。

肺の全体が真っ白に曇っていて!医者は、癌の末期だと思ったらしく。

肺炎だったのだけど、治ってから、気になる部分があると言われて、何度か.Ctと、レントゲン検査をに、肺活量の検査、胆の検査、マーカーなど、様々な検査に。何ヶ月か通っていた。その小さな、1ミリ、大きくならず、呼吸器科の医者が変わると、最初の肺炎のCTが問題だと思っていた医者に、この部分です、というと、こんなもの、こんな小さいもの、問題にならない。と、打ち切りになった。

それ以来、検査は毎年の定期検診の肺のレントゲンだけ。

CT検査は。4、5年ぶりになる。

以前の、1ミリの点が成長してたら、肺がんもだいぶん進んでいるだろう。

知らぬが仏で。検査しなかった方がよかった、ということになるか、

大丈夫ですよ、と言われたら、安心できる。

精密検査はもうやらない、と決心していたのに、

医者の言葉に弱い。

決心って、変わるためにあるかも。

病院は、検査で稼ぐ。

赤字の病院にとって、かかりつけ医から、送られてくる、精密検査は、お得意様なのだ。

近くにある、救急指定の私立病院は、評判が良くなかったが、新病棟を建て、立派な病院に変身。

去年の暮れに、熱を出した息子は、特定受診票を持って、ついでに見てもらおうと、病院を探したら、開業してるのは、そこだけだった。

特定受診は、救急の診察なので、受けられなくて、

必要な、精密検査をしてもらった。

頭のCTをとつてもらつて、支払いは3万円近く、健康保険は3割負担してだから、10万円払ったのに等しい。

日本の医療は安いと喜んでた。

アメリカでは、とても考えられないくらい、日本の医療費は安い。

だから、バンバン、精密検査をやらないと、病院は、赤字を免れないでいる。

紹介状を書く医者も、客をもらって、稼ぐ病院も、互いにウインウインになるというわけ。