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トレーニングに行くのに、先日買った、リュックを背負って、腰にサックをつけて歩いた。
旅行に行くわけじゃないのに、旅行気分。
背負っていると感じないけど、荷物を降ろすと、疲れがわかる。
ふと、昔の旅を思い出した。
関空で待ち合わせて、海外旅行に。
関空のカウンターあたりで、待っていた。
一向に相手は来ない。
やめようかと思った。
もしかしたら、
中に入っているかもしれない。
とにかく中に入ろう。
受け付けに行くと、カウンターは閉まりました、と言われた。
頼み込んた。
そこを何とか、と踏ん張って、ゲートと連絡とってもらって、入れてもらった。
職員が早道を案内してくれた。
飛行機のゲートに行くと、そのひとは、涼しい顔して、
にこやかに笑った。
よかった、と言って。
遅く着いたので、わたしが入っていると思い、何の躊躇もなく、中に入っていたよう。
わたしは、待つて、不安と心配で、心臓の鼓動が激しかった。
知り合った最初から、クールで、ニヒルだと言っていた。
薄情なひとだった。
心臓が苦しく、鼓動して、生きた心地がしなかつた、過去の思い出も、過ぎた日を思えば、日日是好日、ということなのだとか。
確かに、良い日だった。切り抜けてきたんだもの。