今日は、参議院選挙の投票日。
誰にも入れたくない、というのに、誰かに投票しなければ、選挙権の放棄になる。
知り合いの人からのメールで、選挙人と、政党の名を入れて、お願いします、と。
困った。
以前には、そういう勧誘には、ノンポリですから、と断ったり、お付き合いしていくのに、政治の話をは、入れたくない、と断ってきた。
気を悪くされたかもしれなくて。その後、ギクシャクする関係もある。
今回は、どうしたものか、と思ってた。
友人からのメールで、気質前投票を済ませてきた、とのこと。
自民党には入れたくないので、白紙で出した、とか、
これだ、と閃いた。
嘘はつきたく無いのだけど、人を傷つけないで、
うまくお断りする方法がないものかと思案していたので、嘘も方便という言葉を使わせてもらった。
気質前投票を済ませていますので、お力になれなくて。
相手から、気持ちの良い返事が帰ってきた。
嘘も方便。
人間関係を大切に思うなら、そういう配慮も必要なんだ、と遅まきながら、思えるようになった。
これも年の功と言うだろうか。
それとも、政治に絶望しているから?
わたしのポリシーは、こうだ、と押し付けることもなくなったし、応援していた政治家がすっかり大人しくなってしまって、ただの理想主義に終わっていることもある。
この生きにくい世の中、せめて、最小限出来ることは、平和を大切にすること。
そのためには、嘘も方便。
うまく使える時がある、と言うことを、学ばせてもらった。