八千代座の恒例、玉三郎の舞踊公演も、今年で28年目を迎える。
向上で、玉三郎は30周年に向けての思いを語っているので、まだ2年は続けるつもり。
今年が最後かもと懸念していたファンにとっては、嬉しい報告。
今回は、藤娘と、鏡獅子。
向上で、藤の取り扱い方についての説明や、鏡獅子では、高見との息のあった、小道具の取り扱いや、渡し方など、ていねいな説明も交えて、40分くらい、玉三郎と対面。
その次は、藤娘。
随分前の、若い玉三郎の藤娘が、映像で映し出され、その後、間に、玉三郎が藤娘を踊る。
しばらくしたら、また映像。そして生玉三郎の藤娘が。
玉三郎が現在でも踊れるところで、登場する。
足が心配なところがあって、無理してるのじゃないかなと。
映像と、実像とのコンビネーションよりも、今の玉三郎の舞台を少しでも長く見たい。
八千代座まで、遠くから足を運ぶのは、玉三郎が観たいから。
玉三郎の舞踊や、トークショーで、共有する時間を持ちたいから。
最後の鏡獅子は、玉三郎の面立ちの整った、リンとした美しい若獅子。
たてがみを、振り回す場面で、美しい曲線を描いて、女型にしかできない、体と美しさ。
鏡獅子は、最後なので、花道まで出て、観客にお礼の挨拶。
すぐそばで、長く見られて幸せ。
アンコールも何回か。
いつもよりも、終わる時間が遅くなつて、福岡や、熊本に帰る送迎バスに乗る人たちは、荷物の預かり所で優先的に、渡されて、混雑。
私たちは、熊本空港までの、タクシーを予約していて、タクシーが待ってます、と声出して、預かり番号、3番、と大きな声出してしまった。
タクシーで、熊本までなんて、すごく楽で、大盤振る舞いのようだけど、この方法しか、熊本空港に間に合わなかったし、三人だから、割れば、一番安い方法だった。
東京から来ていて、去年、ご一緒した方と、昨日は席が近いから、また会えるわね、と言っていたのが、な、なんと、わたしの隣席。
ますを挟んでの、隣。
偶然なんだけど、縁があるのだなあと思う。
福岡まで、送迎のリムジンバスで、帰られる。
帰りは慌ててて、ゆっくり挨拶する間もなかったけど、お昼もご一緒できたし、縁があればまた、何処かで。
彼女に会わなければ、美味しい焼肉のランチにありつけなかった。
とろけるようなお肉で、最高に美味しい、贅沢なランチ。
あんなに美味しい、お肉は、滅多にないと思う。
黒毛和牛と、赤牛の、どちらものランチを、三人で分けていただいた。
忘れられない味になりそう。
三人での旅行は、吉田さんが健在だったころ、メキシコに一緒に行ってからの2回目。
とても楽しかった。
三人寄れば、文殊の知恵、というけれど、
経済的にも、肉体的にも、精神的にも、楽しくて、リラックスできて、時々、一緒に、何処かに行きたい。
元気な足で、美味しいもの食べて、適当なおしゃべりを楽しんで。