樹木希林がなくなったというニュース。
樹木希林の出演した映画の中で、もっとも印象に残っているのは、あん、という映画。
最後に見た映画、万引き家族、では、入れ歯を外して、老人役を演じていたけれど、樹木希林の魅力が、発揮されていて、ユーモアと優しさ、そして樹木希林の人間としての美しさ、を見事に引き出しているのが、あん、だと思う。
病を得てからの、彼女は、柔和で優しくなった。
ドキュメンタリーの樹木希林も好き。
人生はフルーツ、というドキュメンタリーのナレーターを務めて、その後、奥さんと名古屋の居酒屋での対談や、伊勢神宮に参拝した、私の神様。
なぉ、最近、テレビで、樹木希林のドキュメンタリーリポートの番組を見る機会が多かった。
映画もたくさん見ているが、あん、の樹木希林が、1番好き。
もっともっと、生きていて欲しかった。
癌が身体中に転移していても、元気で、ユーモアがあって、病をも笑いに変える、樹木希林は、癌と闘っている人たちの希望だったと思う。
癌でも、あんな風に、人生を楽しく生きられるのだ、と。