毎年、夏の恒例の、佐渡裕プロデュースのオペラ。
今年は、魔弾の射手が取り上げられている。
オペラが上演されるまで、様々な、ブレレクチャーが催される。
私は今回は、前置きなしで、本番を聴きに。
二階のバルコニーから、オーケストラボックスがよく見える。
舞台は、見えない部分があるといつても、端だけなので、問題はなくて、C席なので。7000円。
兵庫県立文化センター管弦楽団の演奏が良くないのに、演奏の音が大きくて、オペラ歌手の歌の邪魔になっているのがとても気になった。
オペラのオーケストラは、歌が主役で、その歌を盛り上げるものなのだけど。
ドイツの作品は、ワーグナーもそうだが、文学的で、詩的な言葉の美しさに惹かれる。
ドイツは森深い国なので、魔弾の射手でも、森の奥深く、侵しては行けない禁断の森に住む魔物に手を染め罪を犯してしまう、誠実で正直者の狩人の罪を赦し、希望の明日に生きることを説く、隠者が、清く正しい道を歩むことを神髄とする、ドイツ精神主義を歌い上げる。
お正月に、NHKが、オペラの華やかな、ニューイヤーコンサートを放映する。
今年は、最後に、福井さんが、ワーグナーの、マイスタージンガーを、バリトンの妻屋秀和とソプラノの小林沙耶と三人で歌った。
その時に、バリトンが上手だと思ってたら、今日の舞台で、隠者になっていた。
小林沙耶は、アガーテの侍女、エンフエンを歌い上げて、舞台に華やかさを添えた。
バリトンの妻屋さんは、日本を代表するバリトンの第1人者だと書いている。
ドイツの作品を主な歌っているとか。
海外からの招待歌手は、安定して、聴きやすいのは当然だけど、日本の歌手で、実力のある歌手が育っている。
終わって、キオスクで、オペラのチケットと、500円コンサートのチケットを何枚か買った。沢山のひとが並んでいるので、夜の部公演はあるのですか?と聞くと、佐渡さんのサイン会だとか。
グッズを買って、サインしてもらうひとが並んでいる。シャツにサインしてもらうひとが多かった。
何にでも良いと聞いて、入っていたパンフレットにしてもらおうと並んだ。
サインをしてもらうと、全ての人に握手される。
私も、握手してもらった。柔らかくて暖かい手。