青空に白い雲が流れるように

読んでくださるあなたに。小さな幸せを感じてほしい。そして私も、読んでくださることで、一人じゃない幸せを感じていたい。そんな思いで、あらゆる垣根を持たないて、好奇心のおもむくままに、手を走らせていたい。明日への小さな幸せを求めて。

三代襲名披露、二月大歌舞伎

 

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一月に続いて、三代襲名公演は、玉三郎と仁左衛門が、息のあったコンビを組んで、夜の部に出演。

早くに、チケットを買ったのに、二階の三番目の端席しか取れなかった。

海老蔵と菊之助の組み合わせが、偶数日、玉三郎は、奇数日に出演している。

最初の、熊谷陣屋で、新幸四郎が出演している。

幸四郎の演技は素晴らしく、涙ながらに観ました。

ドライアイで、涙腺が詰まっているのが、一気に通った感。

 

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次の、向上は、通常のとのではなく、芝居小屋前。

出演者全員が登場して、お祝いの言葉を述べます。

芝居茶屋の主人は、仁左衛門。興行主に、菊五郎。襲名披露をする白鴎、幸四郎、染五郎、三人の付き人に、猿之助が、後ろからついて花道を出てきます。

芝居小屋前には、松嶋屋の、我當さん、藤十郎、菊五郎に、梅玉。

我當さんの姿は痛々しく、すっかり変わった様相ですが、最後まで歌舞伎の舞台に上がろうと言う、執念が清々しく、舞台で久しぶりに見られたことに感謝。

 

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花道の両側に、男伊達と女伊達が並び、交代にお祝いを言うのを、仁左衛門だけは、ニコニコと首をそちらに向け変えながら、終始笑顔。

皆が、芝居小屋に入って、今度は、客席が観客。

三人の向上となります。

我當さんは、二人に抱えられながら、やっとの事で退場しました。

 

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最後の出し物が、仮名手本忠臣蔵の、7段目。

玉三郎の遊女おかる、仁左衛門の兄で足軽の寺岡平衛門、新白鴎が由良助を演じる。

染五郎は、力を演じて、37年前の高麗屋三代襲名で、染五郎が、8歳で演じた役。

玉三郎と仁左衛門の場面が長く、この主役は、この二人だと言えるくらい。

ほとんどの歌舞伎役者が勢ぞろいしての絢爛豪華な二月の大歌舞伎は、配役への配慮が大変だろうと思う。

芝翫が、ほんのわずかな役所で出ていたり。

 

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向上の幕は、草間彌生の絵画がプリントされたもので、華やかさを添える。