最初から、全開のパワーで、突っ走った感。
力が出し過ぎで声が割れるシーンも。
上機嫌で最後まで、と言った通り、超上機嫌で、最後まで頑張り抜いた。
最後に、古希を迎えて、新しいジュリーを見せたいと言い、9年間一緒にやってきたバンドは、これで最後になると。
だから、満身の力を込めて、このリサイタルを乗り切ったのだつた。
観客を入れて、カメラに記念撮影。
私の席は二階だった。
音楽が始まると、ファンは立ち上がる。
隙間から覗き見で、座って聴いていると、しらけた感じ。
周りを見ると、女性が圧倒的に多い。
奥さんに連れられてやってきた初老の男性も座っている。となりの奥さんはノリノリで、手を振り立っていたが、疲れてお座りしたり、立ったり忙しいこと。
あと10曲というときに、私も立ってエクササイズ。
こういうリサイタルは、立ちっぱなしで、一緒に乗らないと意味ないのかも。
若い女性が目立つ。彼女たちは、激しい曲に合わせて、ガンガンやるのが好きなのだろう。
恋人じゃない、お父さん的魅力。説教されるのに快感を覚えるとか。
今時いないお父さんのイメージ。
舟木のリサイタルとは、両極。
おそらく、夫以外に恋をしたことのない平凡な生活を営んで来た人が、心の恋人として密かに抱いている熱い心。
お行儀が良くて、大人しくて、プレゼントを持っていそいそとやってくる。手を繋いでもらうのが嬉しくて。
舟木を可愛い息子のように応援している人の娘や孫。
夫婦でやってくる人。おばあちゃんと孫。
どちらにしても、支えてくれる熱烈なファンが多いということが、こんなにも長く、続いている証拠。