青空に白い雲が流れるように

読んでくださるあなたに。小さな幸せを感じてほしい。そして私も、読んでくださることで、一人じゃない幸せを感じていたい。そんな思いで、あらゆる垣根を持たないて、好奇心のおもむくままに、手を走らせていたい。明日への小さな幸せを求めて。

松竹新喜劇の錦秋公演

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松竹新喜劇は、来年で70周年を迎えます。

最長老は86歳の二人。おとぼけの小島慶四郎と、高田次郎。オリンピックまで頑張ると舞台挨拶で。

以前は、一ヶ月公演ができた、松竹新喜劇ですが、半月ほどの公演でしか客を集められなくなっています。

藤山直美が抜けて、寛美の孫、扇次郎が入って、寛美の後を継ごうと修行していますが、

はるかに道は険しく、山は高すぎる。才能は、誰にも備わっていて、才能を磨くのは本人の努力だと言われますが、人を笑わせるのは、努力では出来ない、天性のものがあると思わせる。

直美でさえも、寛美は難しくて、無理しているところが見られて、大げささが、鼻に付くことがありました。

 

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本当に面白ければ、大阪の観客はそれなりの評価をしてくれるものですが。

私の席は、横並びに空いていて、両端に二人づつ座っているだけ。前の席も空いてて、見やすくて、楽だったのですが。

新、親バカ小馬鹿、というタイトルで、扇治郎と天外が親子で競演していますが、もう一つ盛り上がるとこも、爆笑もない。

、二作目の、帰ってきた男、で、曾我廼家文堂が、大いに笑わせてくれました。

今、面白い演技ができるのは、文堂くらい。

前回の舞台でも、この人が印象に残っています。

曾我廼家八十吉と、曾我廼家文堂が、松竹新喜劇を支えているのかも、と思うくらい。

舞台あいさつで、高田次郎が、ニューヨークから、新喜劇を見に来られる人がいると紹介。

そういう人の期待を裏切らないためにも、もっと面白い演技を見せて欲しいものです。

 

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松竹座は、いつトイレを洗浄トイレにするのだろうと思っていましたが一向に変わりません。

阪急や地下鉄のトイレでさえ、洗浄トイレに変えているというのに。

来月は、玉三郎の舞踊公演。

一回公演で、玉三郎は、一作を除いて、3作すべてで、踊りますから、見応えのある舞台になるようで、すごく期待しています。

4月は、猿之助の、ワンピースも来ます。6月のマリウスもきっと素晴らしいでしょう。

そういう一流の劇場であるべき、大阪の由一の芝居小屋でもある、松竹座が、未だに、便座だけのトイレというサービスの悪さ。椅子もへたってて、お尻が痛いところも。

劇場がそれほど大きくなくて、三階でも、よく見える劇場なのだけど、サービスでは、良い点はつけられません。

 

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ちなみに、今年の顔見は、南座が改装中なので、ロームシアターを使うようですが、

お芝居を見る劇場としては舞台が遠くてふさわしくない。

以前は、11月、12月と、2ヶ月も続けられた顔見せですが、今年は、千秋楽が18日。

半月くらいの公演です。行きたいと思う人も少ないよう。