青空に白い雲が流れるように

読んでくださるあなたに。小さな幸せを感じてほしい。そして私も、読んでくださることで、一人じゃない幸せを感じていたい。そんな思いで、あらゆる垣根を持たないて、好奇心のおもむくままに、手を走らせていたい。明日への小さな幸せを求めて。

勘九郎と七之助

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西宮芸術劇場で、勘九郎と七之助兄弟の、錦秋公演が開催された。

チケットは芸術劇場では完売だったのだけど、二階席や三階には空席があった。

チケットキャンプで、二枚売りが出て、近所の芝居好きの人に電話したら、行ってもらえるとのことで、2枚買った。

割に良い席だった。

サイドの一段上がった席から舞台がよく見えて、オペラグラスはいらなかった。

最初は、歌舞伎教室のようなもので、女型の化粧から着付けまでの実演や、太鼓で、効果音の違いを説明したり、観客に何を表現しているのかを聞いたりと、初めて歌舞伎を見る人のために、歌舞伎を楽しんでもrもらおうという趣向。

休憩を挟んで、勘九郎が、次郎冠者に扮して、棒しばり、を見事に演じて、楽しませてもらった。

その後、七之助が、藤娘を踊った。玉三郎に指南を受けている七之助は、娘の愛らしさがあって、玉三郎の藤娘を思わせる形が見られる。

 

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七之助は少しふくよかになっている。

二人は、いつも一緒に舞台を務めていて、仲の良い兄弟。よくやってる。見るたびに進化している。

父親を早くに亡くして、途方に暮れながらも、力を合わせて、中村屋を背負ってひたすら、学び、働き、家門の人たちの生活を支えている。

 

歌舞伎の屋号を守り、存続させていくためには、芸を磨き、舞台で主要な役を務め上げることに加えて、観客に足を運んでもらえる、魅力的な存在にならなければならず、健康で舞台に穴をあけることなく、全日で、最高の演技を見せられるように、健康管理も怠れない。

その何もかもが揃って、成功者としての地位を得ることができる。

 

観客が喜んで見せてもらっている舞台は、血の滲むよう努力と労力によって、長い時間をかけて作り上げられたものなのであるという苦労の裏ずけがある。

苦楽は、表裏一体に存在するということが、歌舞伎の舞台では明らかに現れてる。

 

 

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芝居が終わって、お寿司屋さんに、案内した。

そのお寿司屋さんは、出て来るまでに時間がかかるのだけど、一つ一つが丁寧に作られていて、味が良い。

店内も清潔に磨かれ、衛星的にも徹底した気配りを伺える。

年季の入ったから御夫婦が二人三脚で店を切り盛りしている。

私は、並みのチラシの方が、生魚が少なくて、量も多くないのでちょうど良い。

一緒に行った人は、評判の上チラシを頼んだ。

たくさんお魚が乗っていて、寿司の量も1、5倍はある。

美味しいととても気に入られて、これから利用したいと言われた。

良かった。私も嬉しかった。

写真は、私が頼んだ並のもので、1200円。

上チラシは、2380円。