フェスティバルホールに続いて、2回目のジュリー。
友人の友人が行けなくなったおかで、ラッキーにも、誘ってもらった。
国際会館は、以前に歌のコンサートを聴いた時に、音響が悪い思っていた。
随分昔のこと。良くなったのかと期待。
やっぱりダメだった。
大きすぎるし、割れる。
私は耳が悪いので、ジュリーの話もよく聞き取れないところもあって。
単独で、バックがガンガン入らないと、割に綺麗に聞こえるのだけど。
オペラグラスでジュリーの表情を追った。
姿形は、浦島太郎だけど、身体や顔の表情は、昔のままの若々しいジュリー。
満身を込めて熱唱しているのに、国際会館は、歌手にとって、歌を歌うにふさわしくない。
フェスティバルが、一番好きと言う歌手は多い。
ジュリーも、玉置もそう。
音楽のために作られたホールで、海外からのオーケストラも、歌手も、フェスティバルなら、良い演奏ができる。
ジュリーの真っ白な髪が、汗びっしょり。
コンサートのスケジュールがきついのか、スマートになって、すこし疲れているよう。
友人が可愛いと言っていたが、私もわかる。
顔を上げて、一生懸命歌っているのを見ると、可愛いと思う。
最後の二曲が、また、すごく良い。
亡くなった人達をを思って、かなうことなら、また、僕の周りに集まってきて、抱きしめてほしい。
大切な友人達、心を通わし、喜びも悲しみも、分け合った仲間、愛する人、
心の中には、鮮やかに生きているけれど、
寂しさがたまらない。
暖かい体温が感じられたい。抱きしめてほしい。
ジュリーが、自分の身体で、手をいっぱい広げて、離さないように抱きしめるすがたは、
寂しげで、悲しい。
老いたジュリーだから、なおさらに悲しい。
涙で目がかすむ。
久しぶりに、神戸の夜。
友人達とのおしゃべり。
楽しかった。