7月歌舞伎、松竹座の千秋楽に、仁左衛門の、盟三五大切り 、夜の部を観に行きました。
仁左衛門にうってつけの役所で、立ち居振る舞いの美しさが際立つ舞台です。
仁左衛門は、形の美しさにこだわりがある役者ですが、たつているだけで、歩く姿の、前にも後ろにも、どこからも凛とした美しさと、柔軟さがあります。
一本気で、心の純粋な優しい男が、色香に溺れ、騙され、一転、心の暗い闇の中で、悪の虜になり、殺害を繰り返す。
主人の身代わりに申し出る、下男役の、松也の、軽妙で笑いを誘う演歌が好評。
芸者役の時蔵と、悪だくみの夫役の染五郎、見応えのある、粋で、きっぷのいい演技が光った。
全体に、笑いを交えて、滑稽な所もあり、観客を引き込んでいくお芝居で、大向こうから、声が沢山かかって、千秋楽を盛り上げているかのよう。
最後に、出演者が、観客に向き直って、挨拶があり、幕が降りてから、観客はカーテンコールの拍手で、幕が再び上がらないかと待ったが、いつまでも開かなかった。
アナウンスがあり、観客は諦めて出て行った。
本日はこれにて終了いたします。と挨拶したのに、開くのはおかしいということだろう。
忠臣蔵は、歌舞伎の題材に多く取り入れられているが。この、盟三五大切も、一途な男女の情愛と忠節を主題にしている。
食事は、やはり、はり重のカレーハウスで、ミンチカツ定食。
これは、お値打ち。
ハンバーグに、ころもをつけてフライにしている。
デミグランソースで、美味しさが増して、ハンバーグ定食を食べるよりも美味しい。
はり重のデミグランソースは、最高の味だと私は思っている。
隣のレストランで、ハンバーグ定食は、1700円。
こちらのカレーハウスで、ミンチカツ定食を食べは、900円。