anaの情報誌に、イサム・ノグチについて、生物学者の福岡伸一が、興味ある分析をしていたので、情報誌を 持ち帰った。
興味のありそうな友人に見せてあげようと思って。
自己は自分の中にはない。自己免疫で、自己が死んでいった跡が、自己。
紙で形を切り抜いて、残った抜け殻の形が自己だという。
自分の中に自分を探すな。自分の内部にじぶんはいない。自分の外部にこそむしろ自分はある。
哲学的な思考が 免疫システムによって証明されるというのがとても興味深い。
私は、自分の満たされない思いを連れて 旅をすることの説明がつくような気がする。
空っぽの私。
汲んでも汲んでも、飲んでも飲んでも、満たされることがない。
空虚で空っぽだから、書く。
人といると、私は書かない。書けない。書く必要がない。
我を忘れ 、他者によって満たされている
行って帰って来て、楽しかった、美味しかった、という印象だけが残る。無意識の状態にある時が、本当の自分なのか?失われたものの集合。