二週間に一度やってくる、ピアノレッスン。
レッスン日が近くなるにつれて、気が重くなる。
やめようかと思いながら、坂道を歩いて、駅前のカルチャーセンターに向かって歩いていると、緑が美しく、風があって爽やかな気分になる。
家で弾けても、教師の前に立つと、失敗ばかり。
だんだん引いているうちに、居直って、やっと間違いなく弾けたら、30分が終了。
たまらない開放感。
二週間先まで、大分時間がある気になっている。
あれよあれよと、一週間が過ぎ、後何日と数え始めると、気が重くなる。
どれも、良く知っていて、好きな曲ばかりだけど、
二回も弾くと、疲れる。
夜練習するものだから、ピアノの前で目が塞いで、うつ伏せで寝てしまったりの毎日だから、上達するわけがない、と思うのだけれど、上達はしていると思う。
譜面を見ながら、両手が動いて、はじめての楽譜でもなんとか弾けるようになっている。
譜面は徐々に難しくなっていくから、それについていけるということは、上達しているのだろう。
イタリア語を二回レッスン受けてやめてしまったことがかる。
覚えているのは、ポコ、ア、ポコ。
と、コジコジ。
少しづつ、と、まあまあ。という意味。
少しづつ、続ければ、まあまあな、くらいは、上達するのかな、
と思っている。
やめないことは、わたしにはとても難しいこと。